針交換せず採血…島根
22日、そんなに大きくは取り上げられていなかったけれど、島根県内の診療所で約一か月間も血糖値を測定する採血器の針を交換しないで、37人もの外来患者から採血していたという記事がありました。
その中の一人がB型肝炎の感染者だったため、二次感染する恐れのある16人にワクチンを接種したとも。
翌23日の新聞には、『21人肝炎感染の恐れ』と見出しが躍っていました。
この診療所の院長は『看護師にまかせきりだった』とコメントしていますが、開いた口がふさがりません。
針は一人ずつ交換しなければ肝炎に感染する恐れがあると、1953年にWHO(世界保健機構)が警告を出し、1958年には日本も遅ればせながら厚生省令を出しています。
50年経っても、50年前の水準ではなんともいやはやです。
B型肝炎、C型肝炎の治療薬が日々開発され、著効率が上がってきているのに、感染者を増やしてどうするんですか!
著効率が上がったとはいえ、何度治療に挑戦しても完治しない人、年齢や体力の問題で治療にも入れない人の苦しみがわからないんでしょうか!