ひねくれ者ですがなにか。

つむぐ

2009年01月08日 14:01

20年間、新聞配達をしていた経験から言わせていただけば、こんなにも大不況の時代が到来しているのに、新聞販売・配達の現場は慢性的な人手不足、労働力不足が続いているのはなんでやろうと思う。




インテリが作ってヤクザが売る、それを世捨て人が配る構造がなせる技か。



昔の新聞少年の時代が奨学金を貸与された大学生が配り、今は女性のパートが主流を占めるように変貌してきた現場。



しかし、いくら販売店が、販売会社が近代的で身ぎれいになろうと、新聞屋をとりまく社会環境が、労働環境が変わったわけではない。



雨の日も風の日も、凍てつく冬の朝も灼熱の昼下がりも、そこに読者が待っているからと、労働基準法違反などどこ吹く風とばかりに仕事をこなしてきた新聞屋。しかし、その仕事はたえず一人前としてではなく半人前、半職扱い。



あぁ新聞屋か、とバカにされ続けている。



その現場は慢性的な労働力不足。だが、失業者があふれている昨今、新聞屋には求職の足が向かないのはなぜなのか。



あなたは朝刊が何時頃、どんな人が配達しているのか、知っていますか?