自分史2=沖縄と私その3
沖縄と私【その3】
そういった見聞きした沖縄の歴史と現実を踏まえて、具体的な行動として表したいということで、2005年12月から「辺野古に基地はいらない滋賀行動」として、毎月第一、第三の土曜日に、JR草津駅前でアピール活動に取り組んでいます。
土曜日の午後ということもあり、人数的には少ないときで2人、常時4~5人で辺野古の写真パネルを展示し、「沖縄に基地はいらない」「辺野古新基地建設阻止」と書いた四メートルの横断幕を張り出しながら、ビラを撒き、署名を集めています。
午後2時から3時30分までの一時間半ですが、もしお時間の都合が良ければ、30分だけでも手伝って頂ければ、大変うれしく思います。
ちなみに、こういった「辺野古行動」は全国各地で取り組まれています。
具体的には名護、那覇、福岡・大分、赤穂、大阪、京都、名古屋、長野、東京で、毎週だとか二週間に一度の間隔で、辺野古新基地建設反対のアピール活動を展開しています。
それらの各地の辺野古行動が全国辺野古行動として何かあれば直ぐに声を上げ、行動できるようにとネットワークを作りました。
そのネットワークの威力が発揮されたのが、辺野古基地内にある埋蔵文化財の調査を「基地建設ありき」で強行しようとしたことに反対して抗議していた方が不当に逮捕されたときでした。
埋蔵文化財調査を強行しようとした名護市教育委員会は抗議していた方を車ではねたばかりか、その方が「責任者を出せ」というあたりまえの抗議に対して、警備していた名護警察署は公務執行妨害で逮捕するという暴挙に出てきたのでした。
この知らせに対して、全国辺野古行動をはじめ、全国各地の市民運動グループが名護市教育委員会と名護警察署へのものすごい数の電話やファックス、メールなどで抗議を集中した時でした。
話を戻します。
沖縄に行かれたことのある方、沖縄のどのあたりに行かれたでしょうか。
ひめゆりの塔や沖縄県立平和祈念館などに象徴される沖縄本島南部の戦跡巡りをされたり、那覇の国際通りでショッピングをされたり、牧志の公設市場や農連市場に立ち寄ったり、首里城を見学されたり、どこまでも透き通ったビーチで泳いだり、免税店でたくさんのおみやげを買ったりと。最近では、離島ブームとかで、西表島、石垣島、最西端の与那国島まで行かれる方が増えているそうです。
私は沖縄が大好きです。
本当に好きです。マイカーには沖縄音楽がいつでも聴けるようにしていますし、かんからさんしんは壁に飾ってインテリアになってしまっていますし、玄関の下駄箱の上にはシーサーをあしらった石敢當が鎮座していますし、机の前には沖縄県の地図が貼り付けられ、辺戸岬に建立されている祖国復帰闘争碑で撮った自分の記念写真が貼ってあります。本棚には沖縄関連の本が無造作に山積みされています。ま、一言で言うと、沖縄の沖という字を見ただけで、全く関係のない琵琶湖に浮かぶ沖島の沖だけで反応してしまう自分を笑っています。
(つづく)