14年。

つむぐ

2009年01月17日 05:46


14年前、当時住んでいた瀬田でも揺れを感じた地震。寝ていた布団の足下にあった本棚が倒れていた。

その日は月曜日。当然、朝から仕事。

草津市内の運送会社で働いていた。

守山市内にある大手スーパーの配送センターから、主に湖西を担当して、宅配の仕事をこなしていた。

その守山配送センターに出勤途中にも余震があり、交差点で停車していても道路が波打っているのがわかったほどだ。

結果的に信じられない大災害になっていた。

19日、配送センターの定休日なので、連れ合いの実家(西宮)へ急遽行くことに。

甲子園口まで乗り、てくてくと歩いて実家へ。

しかし、目に入ってくる光景は悪夢を見ているようで表現のしようがない。

駅の前に立っていた)階建てのマンションも崩れている。


町がほこりっぽい。緊急の避難所に水を求めて並んでいる人たち。


実家は被害を受けていたが、人的な被害がなかっただけでも救いか。


連れ合いの同級生も亡くなっていたそうだ。後日、その同級生の崩壊した家に花を手向けに行った。


あれから14年。そのときから時間が止まっている人が大勢いる。


街は「復興」したけれど、人の心はなかなか元通りにならない。


大切な人を亡くした哀しみは癒えることがないだろう。


1・17   この日を忘れまじ。