これってマイナス思考?

つむぐ

2006年08月09日 17:09

きのう びわ湖ホールでエイサーまつりがあったとテレビのニュースで流れていました

何人の方が集まったのかは知りませんが 本来 念仏踊りとして踊るエイサーを沖縄の歴史も見ようとしないで ただただかっこいいだけで 「本土」の人間が演じていいのだろうかと いつも思います

エイサーを演じることで 沖縄の昔と今を 沖縄人の自己決定権を奪い続けてきた歴史といまもなお基地被害に苦しむ現実を勉強するきっかけになればいいんですが たぶん多くは それはそれ そんな難しいことはちょっとだとか 堅い話は馴染まないのでとか たくさん見てきました

本当にたくさん見てきました
そして裏切られもしてきました

↓でも書いたように
10年前の米兵による少女暴行事件に対する沖縄全島の怒りを鎮めるために作られたとしか思えないNHKの「ちゅらさん」以来 「本土」では 沖縄=癒しの島がイメージされ すりこまれていったのではないのでしょうか

長寿の島=沖縄 顔中シワだらけのおじぃおばぁがテレビや雑誌でよく紹介されますが
そのおじぃおばぁが
人殺しの基地はいらないと 防衛施設局のチャーターした作業船のスクリューに巻かれて身が引きちぎられようとも 杭を身体に突き刺されようとも 子や孫のために平和を守ると命をかけて闘い続けていることは見ようとしないし 思いを馳せようともしないって
 やっぱり自分に都合のいい沖縄だけを切り取っているんでしょうね

沖縄出身者が数万人住んでいると言われている大阪の大正での沖縄出身者を中心にしたさまざまな取り組みは 本当に素晴らしいものです

とりわけ 関西沖縄文庫の皆さんの取り組みには頭が下がりますし 気付かされることがいっぱいです

でも 現実に差別されている沖縄出身者がいる限り たえず 日本と沖縄の関係を見ていく必要があるのではないでしょうか

差別されるのはその本人に責任はありません
私自身 いま いわゆる「同和地区」出身だというだけで 結婚を相手の親から反対されています

本当に悔しいです

だから 沖縄の人たちへの差別や偏見が許せません

差別や偏見は 差別する人や偏見の目で見る人と そのそばで見て見ぬふりをする人で大きくなっていきます


続きはまた書きます