大島ラーメン(転載)
とんでもない人権侵害・外国人差別の企業が発覚しました。
当組合員MAUNG THANTさん(ビルマ国籍)は関東圏に十数店舗を展開する企業、「株式会社 大島ラーメン」の渋谷店に勤務していました。
軍事政権の迫害を逃れ日本で暮らす難民のMAUNG THANTさんは毎日、午前9時から深夜0時まで額に汗して仕事をしていました。ところが、本2009年5月末に出社したところ「店に置いていたつり銭の15万円がない。お前のせいではないか」などと中村長一店長に濡れ衣を着せられ、6月20日付で解雇されてしまいました。同じように「つり銭泥棒」を疑われたベトナム人労働者も同様に解雇されたといいます。とんでもない不当解雇です。また、給料明細などから時間外割増、深夜割増の賃金が未払いであること、強制加入である社会保険にも未加入であったことなどが発覚しました。相談を受けたAPFS労組では、7月15日に代表取締役の大島啓二社長と団体交渉を持ちましたが、その席で大島社長は信じられないような暴言を吐き散らしました。
「泥棒かもしれないから解雇した。一ヶ月前に解雇予告したから問題ない」
「残業代や深夜割増賃金は労働基準監督署から指導されたら払う」
「外国人だから保険には入れないのがうちの決まり」
「金を払えというのか。警察にとどけるぞ」
信じられない法令違反、外国人差別、開き直りです。窃盗の濡れ衣をきせられたあげく不当に解雇され今も就職がままならないMAUNG THANTさん(およびベトナム人労働者)を愚弄するにもほど があります。当組合は労基法違反で大島ラーメンを労働基準監督署に告発しました。しかし、問題はそれで解決ではありません。外国人労働者の人間としての尊厳を踏みにじり開き直る企業を野放しにしてはなりません。大島ラーメンはマスコミにも頻繁に取り上げられる「名店」だそうです。しかしながら、そのラーメンは外国人労働者の血と汗と涙をスープとしているのです。私たちAPFS労組は大島啓二社長と中村長一店長の謝罪を求め非妥協的な労働争議に突入します。
心ある皆様! 大島ラーメンに抗議の声を集中してください!
抗議先 大島ラーメン
電話03-5244-6696 FAX03-5244-6695
http://www.oshima-ramen.co.jp/
APFS労働組合