「終戦の日」はいつ?

つむぐ

2009年08月15日 05:58




政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、甲子園でも正午にサイレンを合図に黙祷する。




今日8月15日は「終戦記念日(戦没者を追悼し平和を祈念する日)」。



だが果たして、本当に「終戦の日」なのか。




1945年7月26日、アメリカ、イギリス、中国の共同宣言としてポツダム宣言が出され(ソ連は8月8日の対日参戦後に宣言に参加)、日本政府がその受諾を連合国側に通告したのは8月14日。




つまり、8月14日に日本は敗戦を認めたのだ。それなら、14日が「敗戦の日」にならないとおかしい。




あるいは、ミズーリー号の艦上で降伏文書に調印した9月2日が「終戦もしくは敗戦の日」になってもおかしくない。




アメリカやカナダは9月2日を第二次世界大戦終結の日としている。




沖縄を本心で日本の「領土」だと囲い込んでいるのなら、嘉手納基地内で降伏文書に調印した9月7日が「終戦もしくは敗戦の日」になったとしてもおかしくないのに、あえて.15日を「終戦記念日」にしているのはなぜか。




言うまでもなく、「玉音放送」のあった日。




天皇ヒロヒトの朗読による「終戦の詔書」がラジオから流された。




これが「終戦の日」が15日である最大の根拠になっている。




「終戦の詔書」は天皇ヒロヒトの「聖断」により出されたとされているが、本当にそうなのか?




(つづく)