30時間

つむぐ

2009年10月20日 09:32




昨夜、9時35分。その短い生涯を閉じました。




リョウ。



リョウは、日曜日、息子から「うちの庭に子猫が住み着き、困ってる。飼わへん?」とメールが。


いろいろやりとりのあと、息子の家に行き、猫を預かり、そのまま動物病院に直行。


獣医さんは「生後1ヶ月ほど」だと。体重も300g。


ホントちっちゃいし、軽い。


「寄生虫はいないようだけれど、まだ小さくて血液検査が出来ない。どんな病気を持っているのかわからないので、しばらくは、今いっしょにいる猫と離して飼ってください。注射器と離乳食の缶を一つ出しておきます」と獣医さん。


病院を出た後で、ケージとトイレ容器、シートなどをホームセンターで急遽買いそろえ、帰宅。


注射器で食事を与えると、むさぼるように食べてくれる。


一ヶ月間、人間や自動車の音にびくびくし、冷たい雨にさらされて、満足のいく食事がとれてなかったんだろう。


背中の骨もごつごつしていて、痩せていた。


でも、食欲があり、それなりのうんこもした。


その日の夜は、リョウと同じ部屋で寝ることに。


連れ合いはウーやゲンと。


0時半頃から1時間おきくらいに泣くので、その都度こっちも目を覚まし、さすってやったり、遊んだりして、ほとんど寝ていなかった。仕事に行っても、何もする気が起こらず、あくびばかりしていた。


昨日、連れ合いは心配なので、昼から帰宅して、リョウの世話。


でも、昨夜に比べるとぐったりしている様子がはっきりするような写メを送ってきていた。


夜、どうしても外せない出張へ。出先で仕事が終り、何か胸騒ぎがするので、家に電話。


連れあいの声が沈んでいる。「生きているけど、何とか生きているって感じ。早く帰ってきて」


9時過ぎに帰宅。


リョウの様子があきらかにおかしい。


一生懸命身体をさすったり、時々声を出して、こっちを見てくれるので、「がんばれよ」「元気になれよ」と声をかける。


でも、夜中2時半頃、、鳴き声で目を覚まし、ケージから出ていこうというくらい元気で、遊んだのがウソのように、呼吸も薄くなってきて、そして、私たちの腕に抱かれて、息を引き取ってしまった。


対面してわずか30時間だった。


今日、昼から火葬に。