毎日新聞滋賀版朝刊に記事が載りました。
薬害肝炎への理解を
滋賀肝臓友の会が16日
九州訴訟原告 福田さん招き交流会
【草津】
薬害肝炎への理解や患者を取り巻く環境の改善を求め、患者や家族らで活動を続ける「滋賀肝臓友の会」は16日、C型肝炎患者で薬害肝炎九州訴訟の原告の福田衣里子さん(26)=長崎市=を招き、草津市で交流会を開く。
薬害C型肝炎訴訟は、出産や手術の際に投与された血液製剤などで薬害肝炎に感染したとして、患者らが国と製薬会社に賠償を求めて提訴。福田さんは数少ない実名を公表する原告の一人で、出生直後の輸血で感染したとみられる。20歳の時に感染を知り、04年から原告に加わり、「若い世代の人にも、肝炎は無関係じゃないと、知ってほしい」と全国で講演活動などを続けている。
県内では6月に県議会で、首相や厚労相に宛てた「ウイルス性肝炎患者の医療環境改善を求める意見書」が可決。さらに、野洲、近江八幡、守山、草津、栗東の5市議会でも同様の意見書が可決された。友の会代表の◯◯◯さん(53)は「少しずつ良い変化はあるが、環境はまだ厳しい。患者以外の方もぜひ足を運んで」と呼びかけている。
交流会は午後2時、草津市野路町のフェリエ南草津「草津市立市民交流プラザ」で開催。薬害肝炎全国弁護団が制作したDVD「夢をかえして~薬害C型肝炎の真実」も上映する。参加無料。 以下略(連絡先のため)