朝日は宣言した

2008年12月31日

『「公」の再建は、資本主義をよみがえらせる上でも必要である。資本主義の代案は資本主義しかない』(29日朝刊)と。



ズブズブの商業新聞宣言であり、資本主義に代わるシステム、政治・経済・社会体制、例えば労働者が政権を握り、社会主義へ移行するなどということは考えもしない宣言であり、資本家と労働者という階級関係を維持し、搾取と差別と必然的な戦争という飽くなき資本家の欲望を肯定するどうしようもないブルジョア新聞宣言ではないのか。ジャーナリスト宣言があきれる。



戦中、戦争に反対する論陣を張っていたにも関わらず、不買運動が起きたら手のひらを返して戦争遂行新聞に成り下がった教訓がまだわからないらしい。



読売、産経は資本家の意図につくられ、忠実な下僕としての役割を果たしているが、きな臭い世の中になりつつある今の時期に、早々と資本主義賛美の宣言をするなんて、いただけないなあ。



気がつけば、赤紙になっていたなんてことがないよう、新聞販売、配達労働者も自分が読者に届ける新聞がどんな風になっているのか、なにが書いてあるのか、チェックを怠らないでね。


タグ :新聞


Posted by つむぐ at 05:57│Comments(1)
この記事へのコメント
初めてお邪魔します。
滋賀に知人がいます。ところがブログ開設者はいないのであまり滋賀の情報を知らないでいます。
たまたまつむぐ様の記事を目にさせていただきました。
実は私、朝日を購読しております。ところがブルジョアなどとんでもない暮らしぶりです。単に販売員さんが親切だったということ。 また夏の高校野球が好きだったということ。そして今、過去の行動や私の誤った判断で親の全財産を無くさせた結果、親族と私の間で苦悩する年老いた母がいます。『もう期待も何もせぇへんから【天声人語】だけ読んで』と。反抗的な私に唯一お願いしたことがそれでした。生家はもうないのですが当時、朝日の他に赤旗や聖教新聞、毎日、読売と各紙が配達されていました。数あるなかで母が言ったことだけでも守ってやろかという単純な理由です。新聞代も払えないという知人も回りにたくさんいます。私に場合、タバコを止めたら新聞代は浮きます。そして、阪神支局の小尻記者が襲撃されたこと。それもやりきれない思いでいました。
新聞は一社しか購読する余裕がない私です。母の願いのために今後も朝日になると思います。
けれど、新聞購読ひとつにそこまで深く物事を教えて下さりありがとうございました。
Posted by 乙女椿 at 2008年12月31日 08:57
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