肝炎の請願が参院で

2009年01月01日

肝臓のなかまたち(第二世代)さんのブログより





参議院で、国会請願が




 閉会した臨時国会で肝炎に関する国会請願が採択されていました。
 参議院 請願情報から、

○件   名  ウィルス肝炎総合対策の推進に関する請願
○受理番号  629
○紹介議員  仁比  聡平
○会   派  日本共産党
○付託年月日 H20.11.25 
○審査結果  採択(内閣送付)

 この請願と同じ内容のものが、先の第169回通常国会に日本肝臓病患者団体協議会が請願行動を行い、衆議院で採択、参議院では審議未了になっていました。

 今回採択された請願趣旨は下記の通り。






【請願の要旨】
件名   ウィルス肝炎総合対策の推進に関する請願
要旨
 平成一八年六月、最高裁判所は、我が国におけるB型肝炎の蔓延(まんえん)は注射針・筒連続使用した集団予防接種と感染防止を怠った国の行政に原因と責任があるとの判決を下した。この判決の意義は、B型肝炎のみならずC型肝炎を含め、ウィルス肝炎患者・感染者(キャリア)のすべてに及ぶものである。我が国のB型、C型ウィルス肝炎患者・感染者は三五○万人以上と推定されているが、実態は把握されていない。肝炎を発症している患者と肝硬変、肝がんに進行した患者は、治療とその費用に苦しみ、また生活の基盤を失うなど、心身の苦痛のみならず、経済的にも多くの困難に直面しており、その救済は深刻かつ急を要している。また、ウィルス肝炎患者・感染者は社会生活のあらゆる場面で偏見・差別に苦しんでいる。ウィルス肝炎の感染の原因と被害の蔓延の責任が国にある以上、一刻の遅滞もなく、国が、患者・感染者の救済を実現すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、ウィルス肝炎患者・感染者救済と感染被害拡大を防止するための肝炎総合対策を至急確立すること。
二、ウィルス肝炎患者・感染者の生活支援対策を実施すること。
三、全国の肝炎専門治療体制を早急に整備すること。
四、早期発見、早期治療を実現させるために、公費による検査体制の全国整備を急ぐこと。
五、ウィルス肝炎患者・感染者のための相談体制をつくること。
六、ウィルス肝炎患者と感染者に対する社会的偏見や差別をなくすこと。



タグ :肝炎


Posted by つむぐ at 09:00│Comments(0)
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