薬害肝炎患者が座り込みを

2007年03月28日

大阪、福岡、東京の各地裁で国や製薬会社の責任が問われる判決が出ているのに、
責任を取ろうとしない国や製薬会社を訴えるため、

そして、350万人という膨大な数の肝炎患者の救済を掲げて

薬害肝炎の原告を中心に
本日28日、午前11時から
東京・日比谷公園で
「決死」の覚悟で座り込みが闘われます!!!!

座り込みに入る九州原告の福田衣里子(26)さんの
ブログに決意が書き込みされていましたので、
転載します。
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こんなことまでしたくわなかった

私たちは、原告の前に患者だ。

インターフェロンをうっていたり、週に3回の肝ひご剤を打っていたり、肝硬変であったり、

そうでなくとも、(今、体調が安定している人)

疲れやすい体というのが、基本にある。

昨日の夜の会議で、

看護班、救急車、搬送先の病院を決めておこうという弁護団の話をきいていて、まさに

「命を張る」覚悟だと改めて思った。

座り込みときくと、とても過激なイメージを抱く。

しかし、私たちの、悲しみや、怒りは、何度勝訴判決を手にしても、彼らには、少しも届かない。

原告は、4年6ヶ月の裁判の間に、キャリアから慢性肝炎へ、慢性肝炎から肝硬変へと移行している。

彼らの心の中を見てみたい。

何を思っているのか。

もはや、この問題を放置し続けることが、罪になると、気づいているのだろうか。

後悔する頃には、もう無い命があることに気づいてきるだろうか。

彼らは、痛くも痒くもないだろうが、痛み苦しみ、涙する国民がたくさんいると知りながら、「しったことかよ。」を通す気なのか。

しかも、その涙の責任を裁判で断罪されておきながら。

それが、日本なのか。

それが、安倍政権なのか。

どのあたりが、「美しい国」なのか?


国や製薬会社の怠慢によって、私たちが犯されたものは、

健康な体や、経済的負担だけではない。

周りの人間に悲しい思いや、迷惑をかけ、差別を受け、家族が壊れ、子供に充分な愛情を注げず、充分に仕事をできず、夢を奪われ・・・、

この病気との闘いを強いられました。

「健康な体に戻す」

せめて、

健康な体にもどして。

時間は戻らない。

人生はやり直せない。

命は、かえってこない。

もはや、小さな声でささやいていても、

声は、永遠に届かない。

そう思った。

我々は、今日から、「座り込み」を開始します。

座り込みなんて初めてだし、不安もあるけど、もう「柳沢大臣」が

「あおうかな~。」って思う日まで、のんびりまっている暇は、原告にも、350万人の肝炎患者にもない。

私たちは、350万に肝炎患者の代表として裁判や活動を続けてきたが、いつまでも続けることが出来るような健康な体でもない・・。





Posted by つむぐ at 08:58│Comments(0)
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