つづくもつづくかな。

2009年03月28日



つづくもつづくかもしれないけれど。


まずひとつずつ応えていきたいと思います。


>>なぜ、そう沖縄好きに反応するのですか?<<


まずはじめに、私も沖縄の自然や文化、料理などなどが好きだからです。
私が沖縄に関心を持ったのは9年近く前で、まだ日が浅いんですが、沖縄のことを知れば知るほど、忘れてはいけないこと、つまり、戦争、基地、戦跡、事件・事故などがいっぱいあることをうちなーんちゅから指摘もされたし、自分自身でもそう思ったからです。



だから、私も含んだヤマトゥンチュが「沖縄が大好き」って言ってしまう「沖縄」には、基地問題などが入っていますかと、他のブロガーさんにもおたずねしてきましたし、これからもおたずねするつもりでいます。だけど、「沖縄好き」の人を否定したり、非難したりしていません。私にはそんな資格も権利もありませんから。いっしょに沖縄のことを考えていけたらと思っています。



>>なぜ、そこに基地問題や戦後問題を重ねるんですか?<<


私の知人の多くのウチナーンチュは日頃から、「ガイドブックや旅行会社の宣伝する沖縄だけが沖縄じゃない」「ヤマトゥンチュが沖縄大好きなんですって声をかけてきたら、私は沖縄が嫌いですって応える。その人の好きって言う沖縄には沖縄の苦難の歴史や基地あるが故の事件・事故なんて、これっぽっちも入っていないし、イメージされていないから」「沖縄のイメージは青い海であり、青い空であり、白いビーチであり、美味しい料理であり、三線の音色であり、勇壮なエイサー」「米軍によって支配され、無権利状態が、治外法権の状態の中でどれだけ苦しい思いで生活してきたかなんて想像していないし、戦跡巡りをしたって、戦争は過去のことだと勝手に片付けていたり、沖縄はかわいそうです」なんて平気で言うことが信じられないとおっしゃっています。



「大好きな沖縄」の中に、私たちはどれほどの割合で「基地問題や戦後の問題が入っていますか」。
例えば、沖縄自動車道で北の方へ走っていくと、最後のサービスエリアである「伊芸SA」で多くの方々がトイレ休憩をされます。しかし、その場所はSAを取り囲む米軍キャンプ・ハンセンの実弾演習による流れ弾がトイレに打ち込まれた場所でもあることをどれくらいの方が認識されているのだろうと思います。
私はそれを知ったとき、「伊芸SA」にトイレ休憩で立ち寄ったとき、いつも、SAを取り囲んでいるフェンスの方が気になって仕方ありません。



事実、自動車道沿いには「流れ弾注意」のデッカイ看板が立てられています。その情報を私たちがどれほど目にしたり、耳に入れたりしているかですが、悲しいかな、私の周りの「沖縄が好き」って言う方々も、関心がないか、かなり薄いというのが本当のところです。



でも、私たちが好きって言う沖縄には、避けることができない基地問題や戦後問題が歴然としてあるのです。



例えば、私たちが沖縄島をレンタカーで気分よくドライブしているとき、「Yナンバー」の米軍関係者の運転する車に追突され、けがを負ったり、最悪命を失ったとしても、加害者が「公務中」だと言えば、何の罪にもならない現実があることを知ると、基地問題や戦後問題とは切っても切り離せない問題だと思うのですが、違いますでしょうか。




>>好きという個々の個人的感情部分に入ってくるのはおかしいですよね。<<


それはそうです。
私は個人的な感情には立ち入っていません。
重ねて言いますが、沖縄が好きって言う方を否定したり、非難したりしていません。
ただ、好きって言う中身が知りたいだけです。



>>見方をかえれば、、
観光業があるから沖縄は経済的にもまだまだマシなんじゃないですか?
沖縄好きがどんどん増えていいんじゃないですか。<<




「観光業があるから沖縄はまだマシ」


いちいち詳細は避けますが、「観光地としての沖縄」で金儲けしようとする本土系や外資系の資本によって食い荒らされたりしている現実、観光業でしか成り立たないようにした沖縄の歴史と現実を全く無視したものではないでしょうか。



在日米軍基地の75%が沖縄に集中し、そのうち、20%が沖縄島に集中していることは多くの方が知っていると思います。
しかし、その土地がもともと沖縄の人たちの土地であり、米軍が銃剣とブルドーザーで奪い取った土地であることはあまり理解されていないのが現実のようです。基地ははじめからあったという認識でしょうか。



その広大な面積を占拠している基地があるが故に、生活道路網がいたるところで寸断されていること、そして、地産企業も起こせず、失業率はたえず「本土」の2倍以上という現実。仕方なしに観光でしか飯が食えないようにされていることを無視しているのではないでしょうか。



>>そんな頭デッカチなことばかり言ってるから、沖縄の未来がみえないんですよ。<<


これはもう侮辱でしかないと思うのですが、いかがでしようか。
米兵によって女性が暴行され、あるいは殺されたり、家に不法侵入してきたり、交通事故を起こしても逃げ得をかましたり。そんな事件・事故が頻発している沖縄。被害を受けた人の苦しみは自分たちの苦しみだとして、多くの人びとが事件や事故が起こるたびに米軍に抗議する集会を開催しています。そういう現実を語れば、それは頭デッカチなんでしょうか。



沖縄の未来が見えてこないのは、沖縄の人たちの責任なんでしょうか。
日本は敗戦と独立を引き替えに沖縄を米軍に売りました。
27年間も。
その間日本は高度経済成長とやらで、ちっぽけな「平和」に浸っていました。
その間、沖縄は米軍政の下で無権利、無秩序、治外法権、人権無視の状態に置かれていました。
「日本復帰」後も米軍基地は存在し、機能が強化され続けています。
それらの流れは全て基地問題や戦後問題など頭でっかちなことばっかり言っている沖縄の人たちの責任なんでしょうか。
沖縄の未来を阻んでいるのは、米軍基地を沖縄に押しつけている米国と日本政府ではないのでしょうか。
そして、そのことに何の痛みも感じない、抗議の声を上げない私たちなのではないでしょうか。
日米両政府の責任と私たちの責任の濃度は違いますが。




>>沖縄の文化が好きになるのも、空や海が好きになるのもいいんじゃないですか。
そこに基地問題を忘れてくれるなあー的なことを言われても正直。。。<<




何度も言いますが、私も沖縄の自然や文化、料理が好きです。
近くにある沖縄料理のお店にもよく通っています。
沖縄を好きになるのはどんなきっかけでも、そんなこと、一人ひとり違うのは当たり前です。
それを問題にしているのではありません。
基地問題を優先しろだなんて、一言も言っていませんし、言える資格も権利もありません。



逆に、基地のことを気にしないように、「片時も忘れるように」しようとしているのは、この方何ではないでしょうか。




>>本当にあなたは政治団体さんなのですか。<<


なにか、ひとこと言うと、すぐこういう反応する人が増えてきました。
以前にも書きましたが、その文章に「美人」という単語を付けなくてもいいんじゃないですかとある方にコメントを差し上げたら、横入りの方が「あちら系の圧力団体か」などと書き込まれました。



また、日本という国や政府がやってきたことを事実に基づいて知っておく必要があることを書き込んだりすると「反日左翼」だとレッテルを貼る方もおられました。



私をご存じの方は、私がどんな人物なのかをよく理解していただいていると思います。と思いたいだけなのかもしれませんが。
顔が見えない関係って怖いですよね。



さて、最後になりましたが、


>>もう一人、私の沖縄好きに反論する人がいましたね。つむぐさんとかいう人にも伝えておいてください。気が合う人たちで沖縄好きをやっつけろーみたいに団結してください(笑)<<


この一連の書き込みは、このブログ主さんが、私やはる。さんに狙いを定めて書き込まれていることがよくわかります。
私はあくまで、ヤマトゥンチュの立場から、はる。さんはウチナーンチュの立場から「沖縄が大好き」って言う方々に、「基地がある沖縄も沖縄なんですよー」「戦争は過去のことではなく、今も続いているんですよー」「基地と隣り合わせ、危険と隣り合わせに生活している人びとが住む島、沖縄の現実も知っていきましょう」とそれぞれのブログで、お互いの思いを書き込んでいます。


別に、綿密な打ち合わせをしているなんて、とんでもありません。



それをひとくくりにして、はじめから自分だけのバリアを張ってしまって、寄せ付けない書き込みはいかがなものでしょうか。






まだ続くと思うので、今日はここで終わります。


タグ :沖縄


Posted by つむぐ at 08:06│Comments(0)
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