足利事件、DNA不一致

2009年05月08日




DNA型不一致、再鑑定で報告=足利事件、再審の公算大-東京高裁
5月8日17時19分配信 時事通信

 栃木県足利市で1990年、4歳女児が殺害された「足利事件」で殺人などの罪に問われ、無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手菅家利和受刑者(62)の再審請求即時抗告審で、同受刑者と女児の下着に付着した体液のDNA型が一致しないとする再鑑定結果がまとまり、東京高裁(矢村宏裁判長)は8日、検察側、弁護側双方に交付した。
 最新の科学鑑定が「不一致」としたことで、無実を訴える菅家受刑者の再審開始が認められる可能性が高まったといえそうだ。
 再鑑定は検察、弁護側がそれぞれ推薦した鑑定人2人が別々に実施。弁護団によると、弁護側推薦の鑑定人は「いかなる偶然性を排除しても(犯人と菅家受刑者が)同一の可能性はあり得ないと言っても過言ではない」とし、検察側推薦の鑑定人も「同一の人に由来しない」と結論付けた。
 検察側推薦の鑑定人は「一致」とした捜査当時の鑑定結果について、「刑事司法に適用する科学技術に達していなかった」と指摘したという。
 高裁は検察、弁護側双方に対し、来月12日までに再鑑定結果についての意見を求めた。弁護団は早急に出所できる方法も検討する。
 再鑑定は今年1月、鑑定人2人が女児の半袖下着を取り分け、別々に作業を開始。下着に残された体液と、菅家受刑者から採取した血液や口内粘膜のDNA型の同一性を調べた。
 下着には第三者のDNAが付着した可能性もあったが、弁護団によると、弁護側推薦の鑑定人は、体液が下着の繊維に染みこんでいることに着目。体液を絞り出すように抽出した上、散らばっていた複数の体液とも比較し、犯人のDNA型を特定したという。 


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菅家さん、喜んでいるだろうなぁ。


でも、本当の闘いはこれからだから。


無実で無罪判決を勝ち取り、奪われた20年を取り戻さないとね。

タグ :足利事件


Posted by つむぐ at 20:35│Comments(0)
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