肝炎って…

2006年09月01日

みなさん
肝炎って人ごと(他人事)だと思っていませんか?

私がそうでした。

4年前、職場の定期健康診断で、
「肝機能障害あり」って言われました。

でも、そのときは、
「また、酒の量でも減らそうか」なんてぐらいしか
考えられませんでした。

偶然というか、弟がB型肝炎で入院したこともあり、
病院の医師から「お話しがあります」って呼び出されました。

曰く、B型肝炎は母子感染の確率が高いので、
お兄さんも肝炎の検査をした方がいいですよ

職場の健診の流れで、大津市内の病院で肝炎ウィルス検査を受けました。
すると、担当医曰く「C型肝炎です」だと。

職場でその話しをすると、一つの病院の結果で一喜一憂するより、
もう一つ病院で検査したらとの助言もあり、
大津日赤に飛び込み、検査を受けました。

すると、
「間違いなくC型慢性肝炎です。それも、
検査するたびにウィルスの量が増えていっている
活動性です。
入院して、治療して下さい」とのありがたいお言葉をいただいた。

でも、まだこの時点でも
ことの重大さを把握してなかったのが本音でした。

原因はなんですか?
輸血もしていないし、隠れて入れ墨も彫っていないし、ピアスもしていないし、
止血剤も打っていないし・・・

たぶん、子どもの頃の予防接種の時の注射器の連続使用。
つまり、注射器の回し打ちだろう

でも、その原因を突き止める時間があれば、
治療に入った方がいい

このまま放っておくと、10年は(命の)保障しますが・・・

正直、連れ合いのことや仕事の段取り・・・
悩みました。

で、2003年8月26日から、そのときには想像できない、
過酷な副作用と闘わなければならない治療に入りました。

発熱、悪寒、発疹、貧血、筋肉痛、関節痛、体力の減退、食欲減退、体重低下・・・
もうなんでもありでした。

トイレに行っても、しゃがんだまま立ち上がれない。
大津日赤から浜大津駅まですら歩けない。
買い物に行っても、しんどくてフロアーにしゃがみ込んでしまう。
貧血で倒れてしまう。

自分に責任のない「病気」に感染させられて、
それを治すために、自腹を切るなんて、
おかしいと思いません!

ここに当時の診療費の月額を書き上げておきます。

2003年8月度の治療費  83,330円
      9月度の治療費 314,530円
     10月度の治療費 100,630円
     11月度の治療費  83,350円
     12月度の治療費  99,020円


合計で140万円を超えたところまでは計算していたんですが、
今はもう計算するのをやめています。
保険が利いて、この額です。

肝炎患者は全国で200万人もいるといわれています。
単純計算で、なんの根拠もないのですが、
滋賀県は何かにつけて、数値的には1%県なので、
そうすると、滋賀県には肝炎患者が2万人もいることになります。

肝臓は沈黙の臓器といって、
症状が出たときには手遅れになっています。

ぜひ肝炎ウィルスの検査を受けて、自分を知って下さい。
自分を知るということは、家族を、愛する人を大事にすることにつながります。

県内の肝炎患者の交流会を2か月に一度、
細々ですが、開いています。
時には、小難しい医学用語が出たりしますが、
みんな、普段の井戸端会議風で
おしゃべりしています。

次回の交流会は9月3日(日)14寺から
フェリエ南草津の5階にある
市民交流プラザ内でおこないます。
滋賀肝臓友の会の看板を目印にお越し下さい。                 



Posted by つむぐ at 09:33│Comments(0)
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