転載・・

2010年11月29日

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航空母艦を動員した西海での韓米合同軍事演習を直ちに中止せよ!

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私たちはこの23日、西海の延坪島で発生した事件で犠牲になった方々の冥福を祈り、
遺族にも深い慰労の意を表する。また全ての負傷者の方々が一日も早く快癒されるこ
とを願う。

これまで各界各層の人たちは、イ・ミョンバク(李明博)政府の対北敵対政策と拡大し続
ける韓米合同戦争演習に対し、朝鮮半島での戦争を呼び込むものとして憂慮を表明し
てきた。しかし、韓米当局はその忠告を無視し続けてきた。その結果、事実上の局地
戦が西海の延坪島で発生し、全ての国民が大きな衝撃を受けた。

現時点で何よりも切実なのは、南北間で一触即発の軍事衝突の危機を解決すること
だ。南北の当局はこれ以上事態が悪化する行動は直ちに中止し、即刻対話にのぞむべ
きだ。

延坪島事態は報復により、再び取り返しのつかない惨禍となる災いの火種となっては
決してならない。軍事衝突がすでに予告されている状況で、強硬な対決政策だけを持
ち出すのは、私たちが現在直面する朝鮮半島の軍事的危機を解決する方法にはなら
ない。

韓米両国は現在の軍事的衝突の危険を緩和させ、戦いの拡大を防ぐ方向に節制し、ま
た節制すべきだ。韓米両国が延坪島事態に対する対応として航空母艦ジョージワシン
トンを動員した韓米合同軍事演習を西海上で進めるとしたのは、西海上での軍事的危
険をさらに一層高める危険極まりない動きであることから、即刻中止を要求する。

 韓米両国は今回の訓練に、航空母艦ジョージ・ワシントン号や9,600トン級の巡洋艦カ
ウペンス艦、9,750トン級の駆逐艦シャイロ、ステダム、フィッツジェラルドなどが参加し、
韓国軍も4,500トン級の韓国型駆逐艦2隻と哨戒艦、護衛艦、軍需支援艦、対潜航空機
などが参加するとしている。

 在韓米軍は韓米合同軍事演習が抑止力の強化と域内の安定を増進するための訓練
だとしているが、実際は軍事的衝突の危機をあおるのみだ。

特に航空母艦が参加する西海上の演習は、もうひとつの軍事的衝突の口実を提供する
憂慮が高い。訓練の強度を高めるという意図が万が一にも西海の境界線上で軍事衝突
になりそうな軍事行動が発生した場合、西海の状況が今よりさらに危険な方向に展開
するというのは目に見えている。

現在韓米当局は「韓米連合危機管理チーム」を稼働させ、危機的状況を高めている。
今は「連合危機管理チーム」が「ウォッチコン」を格上げしたが、「デフコン」をレベル3に
格上げすることも検討しているという。

 これは即ち、戦時作戦統帥権が(韓国の)合同参謀本部から韓米連合司令部に移管
する状況が発生するということであり、このような状況はすでに朝鮮半島の問題が国内

の状況に留まらず米国が直接介入する状況に転換するということを意味するものだ。

私たち国民は、朝鮮半島問題に米国が介入することを望んでいない。何よりも軍事的
危機が悪化する方向への介入は断固反対する。

私たちは今回の延坪島事態が拡大の火種でなく、南北関係改善の切実さを正す契機に
なることを願い、次のように要求する。

韓米当局は、航空母艦が参加する西海上での韓米合同軍事演習の計画を直ちに撤回
せよ!

韓米当局は、軍事的対応措置を中断し、西海上での軍事的衝突の危険を除去するため
の平和的対策をとれ!

2010年11月26日
境界を越えて、タ・ハムケ(All together)、反戦平和連帯(準)、四月革命会、社会進歩
連帯、全国民主労働組合総連盟、平和と統一を開く人々、2005年派兵撤回ハンスト同
志会、韓国進歩連帯(キリスト教社会宣教連帯会議、南北共同宣言実践連帯、労働人
権会館、農民薬局、 民家協良心囚後援会、民族民主烈士犠牲者追悼(記念)団体連
帯会議、民族問題研究所、民族自主統一中央協議会、民族和合運動連合、民主労働
者全国会議、民主化実践家族運動協議会、仏教平和連帯、わが民族連邦制統一推進
会議、全国農民会総連盟、全国民族民主遺家族協議会、全国民主化運動遺家族協議
会(社)、全国貧民連合、全国女性農民会総連合、全国女性連帯、祖国統一汎民族連
合南側本部、平和在郷軍人会、統一広場、韓国青年連帯、21世紀韓国大学生連合、
6.15青年学生連帯)



Posted by つむぐ at 22:09│Comments(0)
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