1954年1月27日

2007年10月14日

1954年1月27日
53年前、私が生まれた日    である。らしい。

生まれつきの心臓疾患(心室中隔欠損)で
40代半ばまで持つかどうかと
子どもの頃に 診察に行った大学病院の
待合室で偶然聞いてしまった 私の寿命

小学校の時はそんなこと 微塵も思わなかったのに
中学校では何となく あと30年か   と感じるようになっていたことを思い出す。
というのも、小学校の5年の夏休みから中学校2年の終りまで
敗血症をわずらい、ほとんど学校にも行けず
家とかかりつけの診療所を行き来する毎日だったので
ああ やっぱり あとどれくらい生きられるんだろうかと
子どもなりに悩んでいたこともあった

でも それはそれなりに子どもの考え

中学校の三年の秋には 全国で学園紛争 じゃなく 大学闘争がもりあがり、
新宿では「争乱」が起こり 日々、テレビに釘付けだった
正月を越し、高校への受験勉強の度最中では
いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」が大ヒットしていたし
東京大学では学生と機動隊の攻防が繰り広げられていたりして
時代が変わっていくのを目の当たりにしていたよう

高校に入り まもなく父親が病に倒れ やむなく中退して家業の手伝い

自分の寿命のことを考えると
一日も早く結婚して孫の顔を親に見せなければなんて
彼女捜しに

ま いろいろ縁あって 19歳で息子の顔が見られ、
22歳で娘の顔も見ることができた。
父親は息子の顔を見たあとに他界したが

それから30年
息子が高校生の時
「お父ちゃんとお母ちゃん別れるから」と告げたとき
息子の言葉が 効いた
「おとん、ひとりでやっていけるんか」


いまは15年前に知り合った彼女との生活が続いている
二人で泣いたこともあるし、私が彼女の前で大泣きしたこともある

まだまだ腹の中まで わかるような関係にはなっていないだろうけれど
いまの関係 つきあいを大事にして
子どもの頃に聞いた 寿命を超えてしまっているけれど
毎日毎日を 大切にしたいと思う今日この頃



ああ あと何年生きられるのかなあ





Posted by つむぐ at 07:34│Comments(0)
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