福田さん、あなたもですか!

2007年12月11日




昨日10日、薬害肝炎原告団、弁護団、そして全国から支援者300人が総理官邸前に集合し、福田総理大臣への面会を求め、薬害肝炎問題の早期解決と肝炎患者の救済に向けた政治決断を要請しましたが、今年6月25日の安倍総理の時と同じように、面会を拒否するという暴挙に出てきました。安倍総理時代は下村某が対応し、「いろいろ整理・調整しなければならないこともあるので、もう少し待ってほしい」と返答していました。
しかし、もう少し待てと言うことは、C型肝炎が原因で毎日毎日100人ずつが尊い命を亡くなって行っている現状を放置することでもあり、「人の命をなんと思っているのか」と怒りがわいてきましたが、今回も同様の回答であり、もはや、国・厚生労働省は、自分たちの過失によって人が亡くなっても「殺人罪」で罰せられない、罰することもしない、冷徹な機関だと言うことが白日の下にさらけ出されました。

C型肝炎ウイルスに汚染された止血剤を投与された人、30万人を含む350万人という膨大な肝炎患者の圧倒的多数が、自分たちに責任の全くない、不衛生で不適切な医療行為によって肝炎に感染している。

こんな「国民病」は類がない。

さらに、国は、肝炎患者の救済に際し、ウイルスに汚染された止血剤の投与時期や種類によっても線引きを画策しようとしている。
もう、出る言葉がない。


肝炎問題はきわめて人権問題である。
人が人として、当たり前に生きていこうという権利を
全く外的な要因で阻害されるだけでなく、
一つしかない大切な命をも奪ってしまうという
きわめて深刻な人権問題である。

国や製薬企業に怒り、憤りが増してくると同時に、
人権擁護だとか、人権尊重だとかの看板を日頃十字架のように大切に掲げている各種機関や団体が
この問題については、全くふれないか、無視するか、関心すら寄せようとしていない現状にも腹が立ってくる。

もっと、肝炎問題に関心を寄せてほしいと心から願っている。


タグ :肝炎


Posted by つむぐ at 21:34│Comments(2)
この記事へのコメント
おはようーーつむぐさん

まったく怒り怒り怒り‥!まるで血の通っていない対応!人権その通りですね‥あの参議院選挙ショックもーー殺人罪に問われない殺人!そうかも知れませんね〜

薬品メーカーと厚生官僚には優しいのにね〜 (怒)
Posted by at 2007年12月12日 05:58
風さん
↑の記事「切々と」に書きましたが、電話を受けながら、こっちまで涙ぐんでしまいました。
まさつに殺人です。今日のNHK「クローズアップ現代」でも放送されていましたが、国や製薬企業は人殺しをしていることに何の痛みも感じない、冷徹な国家機構だということなんですね。(怒
Posted by つむぐつむぐ at 2007年12月12日 21:29
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