タレントの友近さんが

2007年12月16日

昨日の朝日新聞夕刊のコラムで次のように書いておられました。


「薬害肝炎、全員救済が当たり前」

血液製剤投与が原因の感染問題で国が今、ピンチに立たされている。
ピンチ?、いや、あってはならない立派な「犯罪」だと私は思う。ちょっと前ならHIV、最近の焦点はC型肝炎。13日には薬害C型肝炎の集団訴訟で大阪高裁から若い骨子案が出ました。
国の責任を限定的にして、一部の患者さんだけを線引きして救済する内容。患者の一律救済を求めていた原告のみなさんは失望し、涙を流して怒っていた。
当然です。
製薬会社も国も、感染させるかもしれないのに、何万もの人を死に追いやる危険があるのに、汚染された可能性のある血液製剤を患者に投与するなんて!

しかも、投与した患者名簿があるのにもかかわらず「ない」と言い、国家レベルの問題に発展した今になって、「倉庫を整理してたら出てきた」なんて、あり得ないでしょ!
厚生労働省はいったいどうなってるんだ。
しかも今でも、その被害にあった方たちの訴えに正面から向き合っていない。その姿勢どうなん? 和解骨子案! なにが和解ですか、あんたたちは人を殺したんですよ、自分たちがやってることわかりますか?  救済範囲の線引き! どういうこと?
感染するかもしれないと知ってて投与しても、知らずに投与しても、国が承認した薬を投与して感染したわけだから、線引きなんて意味わからない。すべての人を救うのが当たり前でしょ!!!

薬を許可するということは、人間を生かすか死なすかという「人の命」に関わる問題なのに、その認識が浅すぎる。
他人だからいいんですか? あなたたちの身内、家族、愛する人にも同じ血液製剤、危険とわかっていいる血液製剤を投与できますか? 常にそういう意識で仕事してもらいたい。
ここまで被害者の方が頑張らないと声が届かないのですか?
もうこれ以上、患者のみなさんに精神的な苦痛を与えないでください。
お願いします………



私たちの声を代弁してくれています。
ありがとう、友近さん。



Posted by つむぐ at 10:54│Comments(4)
この記事へのコメント
友近さん、どんな話をしてくれていたんでしょう。

薬について・・・。私も思うところあります。絶対、国レベルで隠蔽していること、ある。
C型肝炎も、薬も、予防接種も・・・。上に立つ人たちが、自分の家族にだったら・・・と考えることができたら、世の中変わると思います。
Posted by にこにこmoonにこにこmoon at 2007年12月16日 11:28
にこにこmoonさん
そう、自分の問題として考えたら、よくなるはずなんですが、現実は・・・。
12日に受けた肝臓ガンで亡くなられた遺族の方からの言葉が重すぎて、今も引きずっています。
Posted by つむぐ at 2007年12月16日 21:03
いのちの線引き・・
そんなことまで頼まなかったですよね・・

つむぐさん・・
ぜったいそうですよねーー!

許されないですよねーーー!
Posted by at 2007年12月17日 19:02
風さん
そうです。命の線引きなんて、絶対に許せません。
戦争もそうなんですが、合法的な人殺しをしておいて、全く罰せられないなんて、絶対におかしいですよ。
Posted by つむぐ at 2007年12月18日 20:47
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