辺野古に基地はいらないよ!

2008年02月29日

辺野古に基地はいらないよ! ある新聞に金井 創(かないはじめ)さん=日本基督教団佐敷教会牧師=が辺野古の現状について寄稿していたのを発見。巨大な軍事基地がつくられようとしている辺野古からのレポートとして、ぜひ読んでほしいし、考えてほしい文章です。




 辺野古は北部の東海岸にある小さな漁村です。そこの海を180ヘクタール埋め立てて新しい基地をつくろうとしている。宜野湾市に普天間基地がある。ヘリコプターの基地です。町の中心にあり、日常的に住宅の上を飛び回ります。ジェット戦闘機のように通り過ぎるのではなく、一日中頭上にとどまるので、体調を悪くしますし、不安でもあります。04年の8月13日には、隣接する沖縄国際大学のキャンパスに墜落しました。米国防省の役人がこの基地を見て世界一危険な基地だと言ったという。県は移転を求めていたが、県内移設をするというのが政府の解決策でした。それが辺野古につくられようとしている基地建設です。
 これにはウソがあります。代替施設というなら元と同じ規模のはずです。辺野古では、キャンプシュワブという基地のなかに代替施設が作られようとしています。そこには、軍艦も横付けできる桟橋も含まれ、普天間ではとても危険でできなかった兵器をつけた訓練もできるようになります。辺野古には山の中腹に弾薬庫があります。そこだけ避雷針があり、この弾薬庫はどのようなものが入れてあるのかの表示がありません。その意味は2つ。そこに、核兵器が入っているか否かのどっちかだと疑惑視されています。まさに一大基地がつくられようとしています。
 私は基地建設反対運動にどんな命も奪われてはならないという想いで参加しています。想像力を働かせれば、基地の存在を黙って見ているのは戦争に荷担すること。沖縄戦の被害と同時に加害の側にも立つことになり、ベトナム戦争のとき沖縄は「悪魔の島」と言われました。
 人殺しの基地をここにつくってはならない。その願いをもっています。政府は環境調査をしないままに、現況調査を始めている。民間の調査に海上保安庁や自衛隊の艦船がでて反対運動を封じ込める、という事態になっています。
 非暴力での海上調査の阻止行動は、厳しい現場かも知れません。ここで幾分かの思いを共有し、自分の生活の場で何をしたらいいのかを結びつけてくれたらうれしい。現場は、穏やかな日もあります。構えずに来てほしいと思う


タグ :沖縄


Posted by つむぐ at 17:00│Comments(2)
この記事へのコメント
流れ弾程度ではすまされないことが現実におきているんですね・・・・
Posted by rumi at 2008年02月29日 21:44
♪rumiさん
巨大な軍事基地が作られようとしている辺野古やヘリコプター着陸帯=ヘリパッドがつくられようとしている高江のことを知ってもらいたいので、近々、平日の昼間、DVDの上映会を開催する予定です。ぜひ、お越しください。
Posted by つむぐ at 2008年03月02日 00:19
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。