針交換せず採血…島根

2008年05月24日

22日、そんなに大きくは取り上げられていなかったけれど、島根県内の診療所で約一か月間も血糖値を測定する採血器の針を交換しないで、37人もの外来患者から採血していたという記事がありました。



その中の一人がB型肝炎の感染者だったため、二次感染する恐れのある16人にワクチンを接種したとも。




翌23日の新聞には、『21人肝炎感染の恐れ』と見出しが躍っていました。


この診療所の院長は『看護師にまかせきりだった』とコメントしていますが、開いた口がふさがりません。



針は一人ずつ交換しなければ肝炎に感染する恐れがあると、1953年にWHO(世界保健機構)が警告を出し、1958年には日本も遅ればせながら厚生省令を出しています。

50年経っても、50年前の水準ではなんともいやはやです。


B型肝炎、C型肝炎の治療薬が日々開発され、著効率が上がってきているのに、感染者を増やしてどうするんですか!


著効率が上がったとはいえ、何度治療に挑戦しても完治しない人、年齢や体力の問題で治療にも入れない人の苦しみがわからないんでしょうか!


この記事へのコメント
これは私も新聞で読んで驚きました。

最近、針が複数でひとつになっているものに変わり、
看護婦は「針が自動的に入れ替わるものだと思っていた」と
いっているそうですが、医療機器ってそんなに発達しているものですか!?
最新機器に変わって手違いが起こるのは分かりますが、
『医療現場』でこの”手違い”は認められるものじゃないでしょう!!!
しかも最近は感染者の方々が あんなに頑張って動いて、
新聞やテレビでも「肝炎」ってよく見るようになって、
社会問題になってるっていうのに、この意識の無さはなんなんだ。。。

・・・と、新聞読みながら一人でブツブツ言ってしまいました。
スイマセン、あたってしまいました。。。
Posted by はる。 at 2008年05月24日 18:32
♪はる。さん
返事が遅くなりました。土日はバタバタしてました。
この記事の中の診療所だけでなく、島根県内の幾つかの医療機関でも針の使い回しがわかったそうですよ。なんでって感想しか出てきませんが、医療関係者は命を預かっているという自覚を持ってほしいものです。
Posted by つむぐ at 2008年05月26日 09:06
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