風化?

2008年10月28日

ある人は主張する。




いつまでも、いつまでも『誰々に差別された』とか『どこどこに侵略された』とか『こんな惨たらしい行為を押しつけられた』とか、後ろ向きな姿勢ではなにも建設的なことが生まれない。早くそういうことは風化させるべきだと。




恐れ入りました。



たぶんこの方は、差別されたり、侵略されたり、暴虐の限りを尽くされたりした経験、体験がおありじゃないようだ。

いやあったとしても、加害者側に立って、差別されたのも、侵略されたのもみんな被害者の私が悪いのだという立場に立っておられるのだろう。




そういえば、広島での米兵による女性暴行事件では、そんな時間に遊んでいた女性に責任があるとおっしゃっていたし、沖縄での少女暴行事件でも同じスタンスでおっしゃって、抗議する人々に悪罵を投げつけられていました。




人権を守ることは、被害者に寄り添って初めて解決の糸口が見えるのに、そんなことは早く忘れろ、風化しろなどとする立場はものすごくはらが立ちます。



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