一人の女性の投稿から気づいたこと
2009年01月16日
2002年5月、滋賀沖縄県人会主催による「『復帰』30年を考えるつどい」に参加した時のことです。
この時手にした資料を読んで衝撃を受けました。
というのも、那覇市在住の女性が新聞に投稿した記事のコピーが載っていたからです。
「(前半部省略)ところで、今の日本は周辺事態法を持ち、アフガニスタン戦争に出兵し、そして有事法制を成立させようとしている。
次に来るのは憲法の改悪、徴兵制だろう。
人々は言う。
『戦争には反対なんだけど、仕事が忙しくて反対運動に参加できない』
『戦争には反対なんだけど、今の反対運動って魅力がないからしない』
『戦争には反対なんだけど、反対運動ってなんか怖くってできない』
『戦争に反対だから何か反対運動したいけど、やるからには効果的なことがしたい。でもそれが何かわからないから今はやらない』
『戦争には反対なんだけど、自分なりに平和について考えていきたいから、反対運動はしない』
『戦争には反対なんだけど、今の私には社会的影響力はない。もっと出世してから行動する』
『戦争には反対なんだけど、もっと戦争論や有事法制について勉強してから反対運動はしたい。だから今はしない』。
今すでに自衛隊の軍艦はインド洋にいる。間に合うだろうか」。と。
これを読んで、「本土」に住む私たちに対する痛烈な批判だと感じました。
私はどのパターンに入るのだろうかと悩みました。
いまや、憲法を改悪するための国民投票が日程に上り、自衛隊を「海賊対策」の名目でソマリアへ出兵しようとしているのです。
肝心なときに声を上げなくて、いつあげるんでしょうか。
「おかしいことにはおかしい」と声をあげたくてもあげられないようになっていたなんて、私はイヤなので、声をあげ続けます。
Posted by つむぐ at 12:30│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。