こだわり
2009年04月27日
宿場まつりでの時代行列をごらんになって、どんな感想をお持ちなんでしょうか。
私はあの行列が時の支配者・武士階級の目線でしかとらえていない行列だと感じています。
その裏側で呻吟する民百姓、そして差別されていた人たちの側から見たものではない行列だと。
何年か前、主催者側から沖縄県人会に『大名行列の後に沖縄の衣装で歩いてほしい』との依頼があったそうです。
みなさんはこの依頼をどう感じられますか。
薩摩・島津藩の3000名の武装兵によって琉球・沖縄が侵略され、江戸への行列には島津藩の他民族支配、権威・力を鼓舞するために琉球の人たちがつき従わされた、いわば屈辱の行列であることに何の抵抗もなく、『行列の後についてくれないか』という視点が今も理解できません。
あの行列は確かにあったのかもしれませんが、だとしたら、『人権と平和を守る都市宣言』の草津市であるなら、その時代の武士階級の視点からではなく、民百姓、差別されていた人たちの視点からも見た取り組みがあってもいいのではないでしょうか。
Posted by つむぐ at 05:40│Comments(0)
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