沖縄を意識したきっかけ。
2009年05月06日
私が初めて沖縄の地に足を踏み入れたのは、2000年7月。
サミットが沖縄で開かれるのを機に、米軍嘉手納基地を人間の鎖で包囲し、沖縄から基地を撤去させる声を全世界に届けようという取り組みに参加したのが初めてでした。
それ以前は琉球・沖縄のことを頭の中だけで考えていたと思います。
この時は、27000人の人間の鎖で嘉手納基地を包囲することが出来、私の中で「沖縄」が意識として作られ始めたときでした。

そして、翌日、普天間基地の代替基地として移設が計画されている名護市辺野古に行き、市民投票で「基地NO!」の選択が出たのにもかかわらず、基地建設を強行しようとする国のやり方に、何とも言えない怒りがこみあげてきました。

今となっては、「観光沖縄」から入らなくて良かったと思います。
基地の問題から沖縄を見ると、日本政府が沖縄をどう見ているのかがはっきりと理解できるようになりました。それも、多くの人たちの助言や批判があったからです。感謝しきれないほどです。
繰り返しますが、私たちは「沖縄が好き」って簡単に言葉を発したりしていますが、日本やアメリカに翻弄されている琉球・沖縄の歴史も見ておく必要があると思いますし、その中で基地と隣り合わせの生活を余儀なくさせられている人たちが住んでいる島なんだと言うことも理解しておく必要があると思います。抽象的で、自分に都合のいい沖縄しか見ないで「好き」っていってしまう意識を変えていきませんか。
Posted by つむぐ at 06:00│Comments(0)
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