はじまりを間違えると

2006年09月13日

よく学校で平和学習を進める場合、必ずと言っていいほど、広島、長崎と並んで沖縄が題材に取り上げられます。

さて、沖縄を題材に平和学習を進めていく場合、その始まりをどこからにするかというのが問題になります。
1945年4月1日、読谷村の西海岸に上陸した米軍による「タタミ一枚に一発」と言うほどの艦砲射撃から始まった無差別攻撃から、沖縄戦を語り、そこからいのちの大切さや平和の大事さを勉強する方法が結構、巾を利かせています。
県内の団体が発行する冊子もそうなっています。

でも、それで平和学習の中身が豊かになるのでしょうか。

沖縄が戦争に巻き込まれていったのは、沖縄戦ではなく、
1609年の徳川幕府の命を受けた薩摩・島津藩の3000人にものぼる兵士による武装侵略から始めなければ、本当の歴史を学べないのではないでしょうか。

そこから、自己決定権を奪われ続けている琉球・沖縄の歴史がわかるのではないのでしょうか。
それを抜きにした歴史勉強は、やはり間違っていると思うのですが・・・




※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。