おかしな視点の戦没者追悼平和式典

2010年11月16日

「この式典は、あの悲惨な戦争で尊い命をかけて祖国のために戦い、戦没された方々の霊に追悼の誠を捧げご冥福をお祈りし、今の私達の平和な暮らしに感謝すると共に二度と戦争を繰り返さないように、平和を祈念することを目的とします」


昨夜、市の広報と一緒に配られた地域の戦没者追悼平和祈念式典の案内チラシにはこのように書いてあった。


二度と戦争を繰り返してはならないのはあたりまえで、それには異論を挟む余地はないが、「尊い命をかけて祖国のために戦い、戦没された方々の霊に追悼の誠を捧げ」って言い切ることで、祖国のために命をかけて戦い、アジアの人たち何千万人という尊い命を奪ってしまったことをなかったことにするのですか!

戦争を一方的に見る立場からはなにも生まれてけないと思います。


日本という国は被害国なんですか。戦地へ赴いた兵士は被害者なんですか。
日本の兵士に殺された人たちの命は奪われても当然の、虫けら同然の、同情すらできない命だったんでしょうか。


その辺の視点が欠落している戦没者追悼平和式典なんておかしいです。



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