転載 古賀弁護士のブログから
2007年09月19日
2007.09.19
ウイルス性肝炎対策緊急措置法案
民主党が07年9月18日、B型C型肝炎患者に対するインターフェロン治療助成を骨子とする「ウイルス性肝炎対策緊急措置法案」の要綱をまとめました。
C型肝炎に対する唯一の根治治療であるインターフェロンについて、自己負担額を上限1万円とし、超過する部分を助成する内容です。インターフェロン治療は年間80万円弱かかりますので、大きな助成制度の導入となります。
また、要綱では、薬害肝炎訴訟を念頭に、「国の責めに帰すべき事由によりもたらされたものがある」と明記されました。
薬害肝炎訴訟原告団弁護団は、2002年10月の提訴以来、「薬害肝炎の解決」「全てのウイルス性肝炎患者に対する恒久対策」の2つを目標に掲げてきました。5つの地裁判決、そして国会要請行動を通じて、その目標が達成しつつあります。
今後も患者会の皆さん、支援の皆さんとともに、目標達成まで全力を尽くします。
6月25日、東京での総理決断要求行動の際、当時の塩崎官房長官は記者会見で
「肝炎対策は早急にやりたいが、いろいろ整理しなければならない問題があるので、もうしばらく待ってほしい」とコメントしていました。あれからもう3ヶ月が経過しています。
自分の責任ではなく、不適切で不衛生な医療行為によってウィルス性肝炎に感染した人たちが毎日毎日100人以上命を落としていることを見るならば、「もうしばらく待て」と言うことは、この3ヶ月の間に何人の尊い命が失われたのかが、わからない、いや、わかろうとしない政府・与党官僚の心の中をのぞいてみたい気分です。
一日も早く肝炎対策を打ってほしいという願いです。
ウイルス性肝炎対策緊急措置法案
民主党が07年9月18日、B型C型肝炎患者に対するインターフェロン治療助成を骨子とする「ウイルス性肝炎対策緊急措置法案」の要綱をまとめました。
C型肝炎に対する唯一の根治治療であるインターフェロンについて、自己負担額を上限1万円とし、超過する部分を助成する内容です。インターフェロン治療は年間80万円弱かかりますので、大きな助成制度の導入となります。
また、要綱では、薬害肝炎訴訟を念頭に、「国の責めに帰すべき事由によりもたらされたものがある」と明記されました。
薬害肝炎訴訟原告団弁護団は、2002年10月の提訴以来、「薬害肝炎の解決」「全てのウイルス性肝炎患者に対する恒久対策」の2つを目標に掲げてきました。5つの地裁判決、そして国会要請行動を通じて、その目標が達成しつつあります。
今後も患者会の皆さん、支援の皆さんとともに、目標達成まで全力を尽くします。
6月25日、東京での総理決断要求行動の際、当時の塩崎官房長官は記者会見で
「肝炎対策は早急にやりたいが、いろいろ整理しなければならない問題があるので、もうしばらく待ってほしい」とコメントしていました。あれからもう3ヶ月が経過しています。
自分の責任ではなく、不適切で不衛生な医療行為によってウィルス性肝炎に感染した人たちが毎日毎日100人以上命を落としていることを見るならば、「もうしばらく待て」と言うことは、この3ヶ月の間に何人の尊い命が失われたのかが、わからない、いや、わかろうとしない政府・与党官僚の心の中をのぞいてみたい気分です。
一日も早く肝炎対策を打ってほしいという願いです。
Posted by つむぐ at
21:34
│Comments(0)