沖縄に基地がなければ…
2010年09月27日
尖閣諸島の件で「日本の弱腰外交」が批判されていますが、そういう人たちは、琉球・沖縄を武装兵3000人を引き連れて侵略し、日本(大和)に強制的に組み込み、琉球・沖縄の自己決定権、民族自己決定権を蹂躙し、押しつぶしたことを忘れているんじゃないか。
沖縄に基地がなければ、尖閣諸島が中国にとられてしまう。なんて本気で思っている人には、琉球・沖縄は日本に施政権を奪われ、民族の言葉を奪われた。「沖縄を沖縄に返せ」という怒りにどう向き合うんだろう!
沖縄に基地がなければ、尖閣諸島が中国にとられてしまう。なんて本気で思っている人には、琉球・沖縄は日本に施政権を奪われ、民族の言葉を奪われた。「沖縄を沖縄に返せ」という怒りにどう向き合うんだろう!
Posted by つむぐ at
05:47
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秋の空
強まる基地重圧 政治的無人島ではない 民意無視が「敵意」招く
2010年09月26日
琉球新報より
沖縄抱え切れないほどの重い荷物を持たされている人に、もっと持ってほしいとお願いしても限界がある。嫌がる人に「仲良くしたいから」と言って押し掛けても、逆効果しか生み出さない。
ここ数日の基地絡みの動きをみると、沖縄の民意にはお構いなしの米軍にはこんな常識が通用しないということが鮮明になった。
◆普天間の爆音増確実
米空軍嘉手納基地は、10月から始まる補修工事で、2本ある滑走路のうち1本が順次使えなくなるとして、1年半の間、所属機が緊急時には海兵隊普天間飛行場を使うと発表した。
滑走路改修工事は2012年3月まで実施される予定だ。22日にあったダイバート(目的地変更)訓練では、嘉手納基地の航空管制を担う要員や整備兵らが参加し、普天間に着陸したばかりのF15戦闘機に整備兵が駆け寄る様子が確認されている。
地上要員まで動員し、万全の態勢を敷いたところに、普天間基地使用が恒常化する可能性の濃いことが透けて見える。
米軍戦闘機の操縦士は練度を維持するため、搭乗回数や訓練時間が義務付けられており、飛行回数を減らすことはできない。
危険性が指摘される、普天間飛行場はその返還・移設問題が日米間の最大懸案であり続けるが、今回の嘉手納所属機群の追加使用によって、騒音被害など、周辺住民に及ぶ負担が増大することは火を見るより明らかだ。到底容認できるものではない。
普天間飛行場の騒音は7月の爆音訴訟の控訴審判決で、違法状態と認定されたばかりである。
判決は、一審で認めなかったヘリコプター特有の低周波音による被害を認め、賠償額も一審から2・5倍に引き上げた。米国内なら建造物があることが許されない「クリアゾーン」が設定されていない点にも触れ、「世界一危険な飛行場」と異例の言及をした。
危険と過重な負担を背負い続ける普天間に、平然と1年半も負担を増やす神経が分からない。
空軍と海兵隊の主力航空基地が約10キロ圏内で近接する基地の島の異常さを逆手に取った、安易な負担の横滑りと言うしかない。
加えて、嘉手納では、外来機のFA18戦闘攻撃機が世界的に使用禁止が広がるクラスター爆弾20発を投下した訓練をしたことも確認され、地元の不安と反発を高めている。
滑走路改修で運用に支障が出るならば、県内で代替措置を取るのではなく、本国の基地に戦闘機を戻せばよいではないか。
米本国内では運用できない不適格な普天間に、主力のジェット戦闘機を降ろして負担と危険を増幅させる。基地運用の二重基準はあまりにもひどすぎるが、日米政府は「米本国以外は適用されない」として取り合わず、基地被害に苦しむ住民に背を向けたままだ。
◆軍事目的の寄港明白
一方、宮古島市では、米海軍佐世保基地の掃海艦が「友好親善」を名目に、県や宮古島市の自粛要請を押し切って入港した。
米軍艦の県内寄港は、2007年6月の与那国、09年4月の石垣港に続き本土復帰後、3度目となるが、ここ3年余に集中し、いずれも機雷除去が任務の掃海艦である点に軍事的意図が潜んでいる。
市民団体の抗議の声が響く中、グリーン在沖米総領事は「最近はソマリアや東シナ海、南シナ海、朝鮮半島で緊張が高まる中、航海自由の原則が大切だ」と意義を強調して見せた。
内戦が収まらないソマリアや核開発を進める北朝鮮、領有権をめぐって日中のあつれきが強まる尖閣諸島を抱える東シナ海の情勢を挙げ、総領事は宮古島への寄港を正当化した。
親善は名ばかりで、目的は膨張する中国海軍の動きなどをにらみ、先島での軍事的な存在感誇示にあると認めたようなものだ。
普天間使用と掃海艦寄港に共通するのは、きな臭い米軍の軍事優先の動きであり、警戒と反発を強める沖縄の民意には無視を決め込む構図である。
139万県民が暮らす沖縄は政治的無人島ではない。
民意を無視した傍若無人な米軍の立ち居振る舞いは、県民の米軍基地に対する視線をとげとげしくし、「敵意」に囲まれた基地と化す可能性を高めるものだ。米軍はそれを自覚すべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167872-storytopic-11.html
沖縄抱え切れないほどの重い荷物を持たされている人に、もっと持ってほしいとお願いしても限界がある。嫌がる人に「仲良くしたいから」と言って押し掛けても、逆効果しか生み出さない。
ここ数日の基地絡みの動きをみると、沖縄の民意にはお構いなしの米軍にはこんな常識が通用しないということが鮮明になった。
◆普天間の爆音増確実
米空軍嘉手納基地は、10月から始まる補修工事で、2本ある滑走路のうち1本が順次使えなくなるとして、1年半の間、所属機が緊急時には海兵隊普天間飛行場を使うと発表した。
滑走路改修工事は2012年3月まで実施される予定だ。22日にあったダイバート(目的地変更)訓練では、嘉手納基地の航空管制を担う要員や整備兵らが参加し、普天間に着陸したばかりのF15戦闘機に整備兵が駆け寄る様子が確認されている。
地上要員まで動員し、万全の態勢を敷いたところに、普天間基地使用が恒常化する可能性の濃いことが透けて見える。
米軍戦闘機の操縦士は練度を維持するため、搭乗回数や訓練時間が義務付けられており、飛行回数を減らすことはできない。
危険性が指摘される、普天間飛行場はその返還・移設問題が日米間の最大懸案であり続けるが、今回の嘉手納所属機群の追加使用によって、騒音被害など、周辺住民に及ぶ負担が増大することは火を見るより明らかだ。到底容認できるものではない。
普天間飛行場の騒音は7月の爆音訴訟の控訴審判決で、違法状態と認定されたばかりである。
判決は、一審で認めなかったヘリコプター特有の低周波音による被害を認め、賠償額も一審から2・5倍に引き上げた。米国内なら建造物があることが許されない「クリアゾーン」が設定されていない点にも触れ、「世界一危険な飛行場」と異例の言及をした。
危険と過重な負担を背負い続ける普天間に、平然と1年半も負担を増やす神経が分からない。
空軍と海兵隊の主力航空基地が約10キロ圏内で近接する基地の島の異常さを逆手に取った、安易な負担の横滑りと言うしかない。
加えて、嘉手納では、外来機のFA18戦闘攻撃機が世界的に使用禁止が広がるクラスター爆弾20発を投下した訓練をしたことも確認され、地元の不安と反発を高めている。
滑走路改修で運用に支障が出るならば、県内で代替措置を取るのではなく、本国の基地に戦闘機を戻せばよいではないか。
米本国内では運用できない不適格な普天間に、主力のジェット戦闘機を降ろして負担と危険を増幅させる。基地運用の二重基準はあまりにもひどすぎるが、日米政府は「米本国以外は適用されない」として取り合わず、基地被害に苦しむ住民に背を向けたままだ。
◆軍事目的の寄港明白
一方、宮古島市では、米海軍佐世保基地の掃海艦が「友好親善」を名目に、県や宮古島市の自粛要請を押し切って入港した。
米軍艦の県内寄港は、2007年6月の与那国、09年4月の石垣港に続き本土復帰後、3度目となるが、ここ3年余に集中し、いずれも機雷除去が任務の掃海艦である点に軍事的意図が潜んでいる。
市民団体の抗議の声が響く中、グリーン在沖米総領事は「最近はソマリアや東シナ海、南シナ海、朝鮮半島で緊張が高まる中、航海自由の原則が大切だ」と意義を強調して見せた。
内戦が収まらないソマリアや核開発を進める北朝鮮、領有権をめぐって日中のあつれきが強まる尖閣諸島を抱える東シナ海の情勢を挙げ、総領事は宮古島への寄港を正当化した。
親善は名ばかりで、目的は膨張する中国海軍の動きなどをにらみ、先島での軍事的な存在感誇示にあると認めたようなものだ。
普天間使用と掃海艦寄港に共通するのは、きな臭い米軍の軍事優先の動きであり、警戒と反発を強める沖縄の民意には無視を決め込む構図である。
139万県民が暮らす沖縄は政治的無人島ではない。
民意を無視した傍若無人な米軍の立ち居振る舞いは、県民の米軍基地に対する視線をとげとげしくし、「敵意」に囲まれた基地と化す可能性を高めるものだ。米軍はそれを自覚すべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167872-storytopic-11.html
Posted by つむぐ at
06:30
│Comments(0)
なんでかな?
2010年09月25日
明日は、滋賀肝臓友の会の総会です。
2004年10月に会を発足して、早6年。
この一年間の間にも、会員さんや
会と繋がりのあった患者さんが
3人も亡くなっています。
B型肝炎訴訟の早期解決のための
意見書を県議会で上げてほしいという
陳情に、民主党さんは紹介議員に
名前を連ねていただけなかったようです。
自民党さんや共産党さんまでが
名前を連ねていただいているのに・・・。
なんでかな???
Posted by つむぐ at
22:56
│Comments(0)
直視すること、ものすごく大事だよ
2010年09月25日

「沖縄」で検索すると、「観光」でしかヒットしないってどうよ。
「沖縄の基地問題は政治の問題だから」とふれないようにしているって、
それは、基地問題を他人事にしているからだよね。
行政は特に、そういった政治問題には
コメントをしないことが多いけれど、
バカ言っちゃ行けないよ。
それこそ、基地問題で苦しんでいる
沖縄の人たちを見殺しにしていることなんだよ。
自分たちの地域に基地がないから
基地被害がないから
そんな甘ったれたことが言えることに
早く気がつくべきだ
部落問題の解決のために同和対策事業特別措置法が作られたように、
障害者問題の解決のために障害者自立支援法が作られたように
女性問題の解決のために男女雇用機会均等法や男女参画社会基本法が作られたように、
アイヌ問題の解決のために、旧土人保護法を廃止しアイヌ文化振興法が作られたように
私たちの身の回りのことすべてが政治の問題であるのに、
沖縄に在日米軍の74%の基地を押しつけ、そこから派生する
さまざまな事件・事故による人権侵害、人権蹂躙。
沖縄の人たちを生きた人間としてみない行為の連続を
「いやー、それは政治の問題だから」と
見て見ぬふりをすることで、
いや、見ようとしないことで、
沖縄の人たちの怒りを抑え付けてしまっていることに
早く気がつくべきだ。
有名タレントやガイドブックに惑わされることなく、
基地の島であることをきちんと見ていきましょうよ。
国連の人権委員会は
「琉球・沖縄人は先住民族」だとする勧告を
日本政府に突きつけていますが、
日本政府はそのための方策を何もとろうとしません。
普天間基地の移設を巡るさまざまな動きの中で
「沖縄差別」という言葉が大文字で踊り始めています。
憲法の「平和的生存権」を
沖縄だけが享受できない厳しい現実を
もっとしっかり見ていきましょう。
その原因は何かと。
基地を沖縄に押しつけておいて、
沖縄を観光の島だと、
沖縄をリゾートの島だと
言ってのける私たちの意識ってなんだろう。
基地を沖縄に押しつけておいて
米兵による事件・事故で
命を奪われた人、
心や体に一生消えない傷を負った人たちに
その忌まわしい出来事をひたすら隠して暮らしている人もいるのに
平気な顔をして
「沖縄の人たちはとってもいい人」
「沖縄大好き」だと
大声ではしゃぐ、薄っぺらい意識ってなんだろうね。
それこそが差別なんじゃないのかな。
沖縄の置かれた現実、
ちゃんと見ましょうよ。
「沖縄の基地問題は政治の問題だから」とふれないようにしているって、
それは、基地問題を他人事にしているからだよね。
行政は特に、そういった政治問題には
コメントをしないことが多いけれど、
バカ言っちゃ行けないよ。
それこそ、基地問題で苦しんでいる
沖縄の人たちを見殺しにしていることなんだよ。
自分たちの地域に基地がないから
基地被害がないから
そんな甘ったれたことが言えることに
早く気がつくべきだ
部落問題の解決のために同和対策事業特別措置法が作られたように、
障害者問題の解決のために障害者自立支援法が作られたように
女性問題の解決のために男女雇用機会均等法や男女参画社会基本法が作られたように、
アイヌ問題の解決のために、旧土人保護法を廃止しアイヌ文化振興法が作られたように
私たちの身の回りのことすべてが政治の問題であるのに、
沖縄に在日米軍の74%の基地を押しつけ、そこから派生する
さまざまな事件・事故による人権侵害、人権蹂躙。
沖縄の人たちを生きた人間としてみない行為の連続を
「いやー、それは政治の問題だから」と
見て見ぬふりをすることで、
いや、見ようとしないことで、
沖縄の人たちの怒りを抑え付けてしまっていることに
早く気がつくべきだ。
有名タレントやガイドブックに惑わされることなく、
基地の島であることをきちんと見ていきましょうよ。
国連の人権委員会は
「琉球・沖縄人は先住民族」だとする勧告を
日本政府に突きつけていますが、
日本政府はそのための方策を何もとろうとしません。
普天間基地の移設を巡るさまざまな動きの中で
「沖縄差別」という言葉が大文字で踊り始めています。
憲法の「平和的生存権」を
沖縄だけが享受できない厳しい現実を
もっとしっかり見ていきましょう。
その原因は何かと。
基地を沖縄に押しつけておいて、
沖縄を観光の島だと、
沖縄をリゾートの島だと
言ってのける私たちの意識ってなんだろう。
基地を沖縄に押しつけておいて
米兵による事件・事故で
命を奪われた人、
心や体に一生消えない傷を負った人たちに
その忌まわしい出来事をひたすら隠して暮らしている人もいるのに
平気な顔をして
「沖縄の人たちはとってもいい人」
「沖縄大好き」だと
大声ではしゃぐ、薄っぺらい意識ってなんだろうね。
それこそが差別なんじゃないのかな。
沖縄の置かれた現実、
ちゃんと見ましょうよ。
Posted by つむぐ at
07:34
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