さあ、なんて応える?
2008年05月05日
一度だけお話しすることができた、むぬかちゃーをしている那覇市在住の女性が次のように新聞などでコラムを書いています。
沖縄には日本(本土)から年間500万人を超える観光客が来るそうだ。
バニラシェイク色の手足、日焼けではれた皮膚、半ズボンからむき出しの足に揺れる黒いすね毛。
赤い唇。細い目。なまりのある大きなうわずった声。目深にかぶる帽子。日傘。サングラス。雑誌にのってる服。アイロンのかかったシャツにズボン。ノーネクタイ。肩の落ちたアロハシャツ。握りしめたガイドブック。カメラ。おどおどして同時に傲岸な目つき。組んだ足。発音の違う沖縄語。台風が来ると怒る。曇ると怒る。交通マナーを守らない「わ」ナンバー。勝手に子どもの写真を撮る。葬式の写真も撮る。
「沖縄がすき。癒される」。どこにでも入れる魔法の無料チケットみたいに言う。
いつも思うんだけど、この人たちは沖縄から帰ったあと何をしているんだろう。
「ねえ、どうしているんですか? 沖縄から帰った500万人が国会議事堂に直行して座り込めば、沖縄の基地は一挙になくなりますよ。沖縄が好きなんでしょう。基地をなくしてくださいよ。そしたら、もっといい沖縄になりますから」。
何回か聞いてみたことあるけれど、みんなシーンとなっちゃうんだよね。「沖縄が好きなら、基地を一つずつ、持って帰ってもらえませんか」と言うときもそう。ま、まさか、基地のある沖縄が好き? えっ、まじ?
もし、基地があるのがお好きなら、どうぞ、テイクアウトでお願いします。
また次のようにも。
よく言われることですが、「沖縄問題」というのは沖縄の問題ではなくて、日本人の問題です。
沖縄に基地を押しつけているのは悪い日本政府がやっていて、悪い政治家がやっていること。自分は手を汚していない。私は普通にいい人だ。そう思って生活しているのかなと思います。
私だって沖縄で、自分のことをいい人だと思いたい。でも基地を許していることで、沖縄の基地から湾岸にもアフガニスタンにもフィリピンにも行っているし、他の地域を破壊してそこの人々を殺すことを受け入れている。結局、見えない暴力を行使している。沖縄に基地を押しつけている政府を替えることができていない責任の問題とか、基地は身近になくて、「恐怖を味会わなくてすむ」という利益を享受していることについて、どれだけ自覚しているのか。日本人の友だちと話しても、「いや私何も悪いことはしていない」、といわれる。何もしていないことが暴力を行使していることになるのではないかと言っても、なかなか通じない。
タグ :沖縄
Posted by つむぐ at
17:17
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関心事
2008年05月05日
沖縄全般、
薬害含む肝炎問題、
足利事件をはじめ多くのえん罪事件
一人でも加入できるコミュニティ・ユニオン
手話
毎日毎日変化のあるような日常を送っていないので、ここらへんから書き続けていきたいと思っています。
Posted by つむぐ at
05:05
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