新聞販売労働者、団結しよう!
2008年06月25日

檄が発せられた!
滋賀販労は不死鳥のごとく四たび蘇る
結成時の原点に戻る。
再結集のためのアピール
滋賀販労(滋賀県新聞販売労働組合)は、29年前の1979年1月、30名の新聞販売労働者が「新聞屋かて人間や」の合言葉の下に結成されました。
その後、現れては消え、消えては現れるという歴史を繰り返しながら、新聞販売労働者の心の中に「新聞屋かて人間なんや」という精神は脈々と流れています。
2008年の現在、新聞販売店を眺めてみると、効率化の名の下に、零細な個人販売店は淘汰されつつあり、大店化、販売会社化が進んでいます。一方で経営が困難になるにつれ、安易な合配化を模索する動きもあります。専売制は累卵の危うきにあるのは事実です。確かなことは多くの零細販売店が姿を消しつつあるのが現実です。廃業した販売店主の中には、借金を抱え、路頭に迷っている人もいます。
販売店には売れない新聞の山が溢れています。販売店主の中には売れない新聞の山を抱えながら、本社支払いに追われ、労働者の給料を切り下げ、販売店主と本社が積み立て、本来、労働者の手に渡るべきボーナスすら、労働者に支払われないで、本社支払いに充てています。弱い者がよりいっそう、弱い者を喰うという地獄絵さながらの世界も生まれています。
またある販売店では本社担当社員が立ち会いの上で、労働者の賃下げを強制的に迫るという事実も報告されています。
これらの販売店の経営悪化、労働者の労働条件切り下げの原因は、発行本社のあくなき部数第一主義から来る販売過当競争の結果です。
多メディアの状況下で新聞が読まれなくなり、無読者が増えています。そんな中で過剰な景品を提供しての読者獲得合戦は、ルール無視の無法地帯と化しています。
販売店主は紙(新聞)の浮き部数を減らしたいが、新聞の浮き部数(押し紙)が減ると、付随して折り込みチラシの浮き部数が減り、補助、奨励金がカットされて、結果、収入減につながるというジレンマに陥っています。それに拍車をかけるのは、本社のさじ加減ひとつで販売店の生殺与奪が可能な、複雑な販売店と本社の取引制度の存在です。
滋賀県新聞販売労働組合(滋賀販労)は結成時の原点に戻って次の要求を掲げ闘っていきます。
要 求
1、補助金、奨励金などの複雑な取引制度を改め、手数料アップで公正・対等で、わかりやすい取引制度に改善せよ!
1、部数第一主義に基づく販売過当競争をやめ、販売正常化を実現させ、販売店へは適正な部数、折り込みチラシを送付し、その透明性を高めよ!
1、販売労働者への不当な賃下げ、ボーナス不払い等については、労基法違反で告発を辞さない!
1、販売店主は不法な本社の押し紙に対しては書面による減紙を要求せよ! 不当な本社の圧力に対しては、組合は全力を挙げて応援する。
これらの要求実現のためには、ビラ等により広く市民、読者に訴え、インターネットを活用し、また国会、公正取引委員会での追及を含め、あらゆる手段で要求貫徹のために闘う。
全国の新聞販売労働者の団結、結集を呼びかける。
2008・6・25
滋賀県新聞販売労働組合
委員長 門 月香
顧 問 沢田 治
連絡先・・・TEL/FAX 077-545-5859(午前中)
〒520-2144 大津市大萱1-19-16-102
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
雨の日も風の日も、冬の冷たい朝も灼熱の昼下がりも、読者が待っているからと新聞を配達している新聞販売労働者の皆さん。
ついに、待ちに待った瞬間がやってきました。
新聞販売労働者が立ち上がるときがきたのです。
配達している新聞が違うだけで、同じ仕事をしている仲間です。
新聞販売労働者の団結で、発行本社の横暴にストップをかけましょう。
ひとりはみんなのために
みんなはひとりのために
Posted by つむぐ at
06:25
│Comments(0)