知念ウシさんのこと
2008年10月06日
>>>(前略)
『フェンスの中に広がる軍事基地、外に広がる基地外住宅。それらを見ていて、沖縄から基地がなくなることが本当にありえるのか、と思ってしまうことがある(それによって現実を肯定してしまうことを自分に禁じながらも)。「沖縄に基地を押しつけないでくれ」「そんなに基地が必要なら、まずせめて自分で負担してくれ」という声は、沖縄の民主主義においてテーマになってはいても、基地を根拠づける安保条約を支えあるいは覆せていない日本の人々は耳には入れず、日本の民主主義において国民的課題になったことはない。それなのに、あるいは、そしてその人々は「(基地のある?)沖縄が好き」といって、大量に沖縄に遊びに来る。私たちはそれに奉仕・歓待する産業・社会構造にどんどん組み込まれる。
一体この島の主人は誰なのだろう。いや、とっくの昔にこの島々がネーティブ・リュウキュウアンのものだということは否定されている。日本がリュウキュウを奪い自分たちの都合に応じて、戦場にも、軍事基地にも、観光地にも、入植地にも供するのだ』
>>>>(後略)
私の甘い思考を根底から打ち砕いてくれたといっても過言ではない、知念ウシさんというむぬかちゃーが連載している沖縄タイムス10月5日付けの朝刊から一部転載しました。
なにか、移住地の第二位が沖縄だとか。ちなみに一位は北海道。
自然豊かな沖縄。いいですね。
でも、その美しい自然の横にある米軍基地をなぜ見ないのかが不思議でなりません。ま、見ようとしないからかもしれませんが。
その人にとっては、米兵による女性・子どもに対する性暴力事件は他人事にすぎないし、自分を含めた家族は被害に遭わないと思っているんだろうな。
キャッキャ、キャッキャと白いビーチではしゃぐその場所は、63年前(つい最近のことです)には赤い血で真っ赤になった場所なんですが、そんなことは関係ないんだろうな。
知念ウシさんをはじめ、平和ガイドのUさん、そして沖縄館のTさん。
これからも、みなさんの鋭い視点に学びながら、私に何ができるのかを考え、そして声を上げてあきたいと思います。
Posted by つむぐ at
17:56
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出会い大切に
2008年10月06日
少し約束の時間より早く着いた私は沖縄館のTさんと雑談。そこへ、男の子を抱いたはる。さんが登場。初めてお会いするはる。さん、イメージ通りのさわやかさんでした。
でも不思議ですね。初対面なのに、お互いの趣味や生活の一部を知っていて、まるっきり初対面だと感じないのは。
Tさんとはる。さん、初対面なのに、そこは同郷。うちな〜口混じりでの会話に、二人はすぐに打ち解けられ、ずっと前からの知り合いのような親しげなおしゃべりが続いていました。
私はただただ相づちをうつだけでした。
沖縄出身者が「内地」でどんな差別を受けているのか、とりまく労働条件は? このままでは沖縄らしさがなくなってしまう。 沖縄本島よりも離島、石垣や宮古といった八重山に関心をひかせるような観光ブームがつくられようとしている。とくに、某タレントによる石垣紹介は異常だみたいな会話が交わされていました。
あっという間の三時間でした。
Posted by つむぐ at
09:41
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