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Posted by 滋賀咲くブログ at

記者リポート

2008年04月12日

















本日の毎日新聞朝刊滋賀面に
B型、C型肝炎の医療費助成問題の矛盾についての記事がでっかく載ってます。

転載します。

治療費助成の対象拡大を

B、C型肝炎患者を対象に、ウイルスを駆除するインターフェロン治療費の助成が今月、全国で始まった。しかし、県内の患者は3万人以上とされているのに、県が今年度予算で計上したのは621人分(1億4300万円)のみ。厚労省が全国で「年間10万人」の指標を設け、これを基に県の対象者数を算出したためだ。その背景には▽肝がんは除く▽1患者1年間▽少量長期投与は対象外――など制度上の制限がある。5年に及ぶ闘いで国との和解を勝ち取った薬害C型肝炎訴訟だが、“全員救済”の道は険しい。(近藤希実)

◆副作用の苦しみ
「あなたの血は使えません」。大津市の山崎美子さん(71)=仮名=は92年、献血の血液検査で突然、言い渡された。病院でC型肝炎と診断されて入院し、いったんウイルスは陰性化したが、再び8年後に悪夢が襲いかかった。
定年退職し、旅行や登山を楽しんでいた矢先、おおよそ40以下で肝機能が正常とされる「AST、ALT値」が80以上に上昇。再び始めた治療には、重い副作用が伴った。
全身に湿しんが現れ、鉛筆も持てないほどに。皮膚が乾いてはがれ落ち、自宅の床は真っ白になった。頭髪は半分抜け、毎日続く貧血やうつ、不眠。副作用治療のため、山崎さんは「あらゆる診療科を回った」と話す。

◆抑制治療は対象外
それでもウイルスは根治できず、副作用による舌の痛みと頭痛は残ったまま。今はウイルスを活性化してしまう運動や入浴を30分に制限し、飲み薬で病状の悪化を防いでいる。
一般的に肝炎治療は、週1回の注射「ペク゜インターフェロン」と内服薬「リバビリン」を48週併用すれば約6割は治るとされている。しかし、山崎さんのように高齢者だと陰性化する確率は3割程度まで下がることも多い。
治療に伴う血小板の減少や副作用を考えると、山崎さんは「根治より、少量を長く投与して、がんや肝硬変への進行を抑える方がいい」と話すが、少量で長期の治療は対象外だ。

◆不十分な助成
対象になっても、治療期間や課税額の制限で、患者が満足する助成を受けられないケースも。栗東市の藤井由紀さん(58)=仮名=は既に48週併用治療を受けたが、ウイルスが再燃。「次は72週まで延長してでも根治したい」と制度発足を待っていたが、1年間(48週)のみと知り、落胆したという。
しかも、世帯の市町村民税課税年額を▽6万5000円未満▽6万5000円~23万5000円▽23万5000円以上――に3区分し、これに応じて月1、3、5万円の自己負担を強いられる。助成は負担額を超えた額だけで、藤井さんは「月8万の負担が5万になるだけ」と訴える。

◆終わらぬ闘い
「思い当たるのは、幼い時の注射の回し打ちか、歯医者か」と藤井さんらが特定できないように、汚染薬剤の投与の立証は難しい。このため、1月に成立した救済法の対象になれない患者にとっては、治療費助成は頼みの綱だ。藤井さんは「血を扱う医療行為を介して感染した『医原病』なのに、収入で差をつけるなんて」と憤る。
訴訟の和解を受け、世間に広がる「解決ムード」。そんな中、先月、草津市であった「滋賀肝臓友の会」の交流会には約70人が参加した。質疑応答で男性患者は思わず声を荒げた。「生きてる人間のことがどうでもええんか!」。終わらない肝炎問題の現実が、ここにある。



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タグ :肝炎


Posted by つむぐ at 15:28Comments(0)

コメントにさせてください

2008年04月12日

♪sinさん
いつもアドバイスありがとうございます。
福祉施設の施設長の言葉は「利用者にうつったら(感染したら)どうするのよ」というもので、許せませんでした。
女性A子さんは、こういう体験が実は3度目だそうで、今回ばかりは、引き下がることをせず、一貫して謝罪を求めていました。
施設側も、管轄の行政に呼ばれたらしく、私達との話し合いの前日に、A子さん宛に「謝罪」の手紙をよこしていました。「心からお詫びします」と。
話し合いの中でも、肝炎患者が差別や偏見の目の中で生活していること、様々な悔しい体験をしていることをいくつも例を挙げて理解を求めました。
その後の話し合いで、A子さんは来週から出勤することになり、また、この間の出勤できなかった分も賃金を支給するということにもなり、とりあえず一安心していますが、監視続けていきたいと思っています。



♪湖東さん
屈辱的な差別を体験すると、人はなかなか立ち直れないものです。
A子さんも、C型肝炎を理由にして解雇されようとしたり、退職に追い込まれたりした体験は3度めだそうです。ですから、人を信用できないとしきりに話されていました。患者会や労働組合が動いて、一つの成果が出たことに、少しだけ希望が出たかなと感じています。



♪ユックンさん
「かもめ食堂」「めがね」・・・。心が豊かになる感じです。せかせか生活している自分を振り返ることができます。
A子さんが声を上げなかったら、この問題はうやむやになっていたと思います。福祉施設でも肝炎患者は働けないのかと、A子さんの心に突き刺さった差別の刃は抜けなかったと思います。でも、声を上げることの大切さを、逆に私自身が知らされたと感じています。



♪MOMOTAROさん
肝炎患者を取り巻く社会環境がこの問題で象徴されているように思いました。A子さんの心の中は依然として悔しさが充満していると思います。心のケア、できる限りやっていきたいと思っています。



♪しょこさん
観光地として有名な場所もいいですが、駐車場が満杯だったり、なかったりして大変な一面もありますよね。
ここはアルプラ瀬田店からびわ湖までの2Km近くも長沢側の土手に桜が咲いています。
毎年、楽しみにしているスポットです。  


Posted by つむぐ at 14:31Comments(0)