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Posted by 滋賀咲くブログ at

もう待てない! 350万人のいのち

2009年01月12日


薬害肝炎訴訟リレーブログより転載






肝炎患者全国支援のための全国キャンペーン
もう待てない!350万人のいのち

わたしたちは、「肝炎対策基本法(肝炎患者支援法)」の制定を求めています。





 日本のB型・C型ウイルス肝炎患者・感染者は、350万人以上と推定されます。多くの患者は、集団予防接種や輸血、血液製剤の投与など医療行為で感染しました。国の感染症対策、薬事政策、血液事業などの誤りによって感染させられたのです。また、肝硬変・肝がんの死亡者数は年間4万人超、その9割以上がB型・C型肝炎患者です。現在でも、多くの患者が肝炎で苦しみ、治療で苦しみ、そして死の恐怖に直面しています。

 平成20年度から国の「新しい肝炎総合対策」(7ヵ年計画)がはじまりました。しかし、法律ではなく単年度ごとの予算措置で行われているため、いつ打ち切られるかわかりません。また、都道府県によって施策に格差が生じています。全国規模で適切な肝炎患者支援の施策を推進するには、「肝炎対策基本法(肝炎患者支援法)」の制定が必要です。





 私たちが求める法律の内容は・・・
・ B型・C型肝炎感染は国の責任である
・ 全国的な肝炎治療体制の整備
・ 医療費助成と治療中の生活支援

そして、あなたの応援が必要です。
・ 署名活動・ポスター掲示にご協力ください
・ 医療講演会・ミニ学習会にご参加ください
・ 家族・友人・知人をお誘いください

■連絡先
日本肝臓病患者団体協議会
〒161-0033  東京都新宿区下落合3-14-26-1001
TEL03-5982-2150 FAX03-5982-2151
http://members.at.infoseek.co.jp/sin594/

B型肝炎訴訟原告団
〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西13-4北晴大通ビル2階
公園通り法律事務所内
TEL011-222-2922 FAX011-222-2933
http://www.b-kan-sosho.jp/index.html

薬害肝炎全国原告団
〒124-0025 東京都葛飾区西新小岩1-7-9西新小岩ハイツ506
福地・野田法律事務所内
TEL03-5698-8592 FAX03-5698-7512
http://www.hcv.jp/
  
タグ :肝炎


Posted by つむぐ at 22:50Comments(0)

同じ怒りを持ってください

2009年01月12日




それにしてもイスラエルによるガザ住民虐殺には怒り、憤り、そして哀しみが心の底からあふれ出してきます。


12月27日からガザ住民が殺され続けています。
15日間でその数、800人を超えたとか。また3000人以上の住民がけがを負ったとか。


この世に生まれた、たった一つの命が自分に責任のないところで奪われる。
むごいとしかいいようがありません。
命ってそんなものなのでしょうか。



ふり返って、同じ日本でこの同時期、15日間に肝炎患者は何人死んでいったか、命を奪われていったかご存じでしょうか。
一年間で肝がんでなくなる人の数は40000人を超えています。その80%から90%は肝炎が原因です。
つまり、毎日100人以上の人が肝炎でなくなっているのです。
いや、言葉が違います。
肝炎を感染させられ、毎日毎日100人以上の人が殺されているのです。
ということは、この15日間で全国で1500人以上の人が殺されているのです。
滋賀県はこれも単純計算ですが、15人以上だと推測されます。



不誠実で不適切で不衛生な医療行為、医療行政、薬務行政、感染症対策の犠牲となり、肝炎ウイルスに感染させられ、殺されていっているのです。
これも日本という国家による虐殺ではないのでしょうか。
それとも、一度に多くの人が殺されると話題になり耳目を集めるのでしょうか。
ま、確かに、鳥インフルエンザで、O-157で毎日毎日人が死んでいったら話題になりますが。
肝炎で毎日毎日100人単位で殺されていっても話題にならないのも変ですよね。



イスラエルによるガザ住民虐殺に抗議している心あるあなた、そう、あなたの隣にいる肝炎患者が自分に責任のない病気の進行におびえ、迫り来る死の恐怖と戦い続けていることにどれほどの思いをはせられているのでしょうか。



一昨年秋から昨年初頭までの、薬害肝炎訴訟原告団による命を削る闘いが一定耳目を集めたのは確かですし、その闘いの成果として、2007年12月23日、福田前首相の「肝炎患者一律救済」を言わざるを得ないところまで追い込んだわけですし、「薬害肝炎被害者救済法」の成立までたどり着き、昨年4月からはインターフェロン治療への「公的補助=助成制度」ができました。



しかし、肝炎問題は今も終わっていませんし、今、この時、この瞬間にでも肝炎患者は命を引き取っている現実が続いています。毎日毎日100人が殺されていっているのです。



この現実に対して、戦争や差別に反対している多くの方々の中に、どれほどの方々が肝炎患者の「生きたい」という願いに応えられた行動がなされているのでしょうか。



肝炎患者というだけで職場を解雇される。
肝炎患者というだけで自宅に生卵を投げつけられる。
肝炎患者というだけで食堂の食器を別にされる。
肝炎患者というだけで歯医者の診察を断られる。
肝炎患者というだけで就職の内定を取り消される。
肝炎患者というだけで離婚させられる。子どもと引き離される。・・・・・・・
小学生が学校のパソコンから肝炎患者のホームページに「死ね」「殺す」「きもい」などと書き込む。
薬害肝炎訴訟の原告のブログを炎上させる。
こんな差別や偏見の中で生きている肝炎患者の苦しみ、ご存じですか。



私が入っている県内の肝炎患者と家族の集まりは、発足4年で依然60名程度の小さな集まりです。
とてつもない副作用と闘いながら、二ヶ月に一度開いている患者交流会に足を運ばれる方、治療が終わった途端、ウイルスが再燃したと肩を落とされている方、70歳を過ぎて、藁をもすがる気持ちで肝臓専門医を捜している方、それらすべての当事者が肝炎ウイルスを感染させられた怒り、人生を狂わされた憤り、そして、哀しみとあきらめが混ざった、言いようのない不安に支配されている。それでもなお、「人として生きたい」という願いで患者会に参集してこられています。



ガザ住民を虐殺するイスラエルへの怒りと同じぐらいに、肝炎患者を虐殺する日本という国に対しても怒りを持っていただきたいと思います。
薬害C型肝炎訴訟の原告、B型肝炎訴訟の原告、そして地域の肝炎患者会への温かい支援、共闘を心からお願いしたいと思います。


ところで、全国に350万人という肝炎患者がいるといわれているのですが、この計算だと40人に一人が肝炎患者だということになります。
あなたは肝炎ウイルス検査を受けられましたでしょうか。
ちなみに、昨年2月の県議会では県の担当者が「滋賀県にはB型肝炎患者が11000人から14000人、C型肝炎患者が20000人から21000人いる」と答弁しています。
つまり、30000人以上の肝炎患者が存在していることになります。46人に一人が肝炎患者だということです。



重ねて、イスラエルのガザ住民虐殺に抗議します。
そして、みなさん、肝炎患者を見殺しにする日本という国にも抗議してください。

  
タグ :肝炎


Posted by つむぐ at 18:51Comments(0)

祝、通過点

2009年01月12日


未明にアクセスカウンターがついに100000を超えた。



90000を超えたのが11月25日だから、47日で壁を塗り変えたのか。



これからも、こんなわがままなブログにもおつきあいください。
  


Posted by つむぐ at 08:43Comments(0)

自分史2=沖縄と私その4

2009年01月12日






沖縄と私【その4】

 
 沖縄に行かれた方も、これから行ってみたいと思っている方も、沖縄に米軍基地があることはご存知ですよね。
 嘉手納基地の中が見える、安保の見える丘という所に行かれたことはありますか。 

 米軍ヘリが墜落炎上した沖縄国際大学に行かれた方はありますか。、 

 住宅地のど真ん中に鎮座している普天間基地の周辺を歩かれた方はいらっしゃいますか。、

 普天間基地の移設先とは名ばかりで、すでに40年も前から計画されていた、弾薬庫と直結し、原子力空母級が接岸できる軍港を建設しようとしている名護市の西海岸の小さな漁村、辺野古に行かれたことはありますか。希少動物のジュゴンが棲息している大浦湾を見られた方はおられますか。

 その辺野古でおじぃ、おばぁが12年間も新基地建設に反対して座り込んでいる現場に行かれた方はいらっしゃいますか。



 よく言われているように、沖縄には日本に駐留している米軍基地の75%が集中しています。
 面積は237㎢もあります。
 これを滋賀県内の地図に当てはめると、草津、野洲、栗東、湖南の4つの市の面積を合わせた広さになります。
 正直、エッ、それぐらいなのって思われた方? 
 いらっしゃるでしょう。
 基地があるって聞いたり、知っている方の中でもそういう反応が返ってきます。 



 でも、沖縄県の面積は2,274㎢で、滋賀県の56%しかありません。
滋賀県の半分ほどの面積でしかも草津、野洲、栗東、湖南の4市と同じくらいの面積が米軍基地で占められているのです。
 

 驚きませんか。



 沖縄観光旅行に行かれた方の感想には、必ずと言っていいほど、青い海と青い空、白いビーチ、
 さんしん、エイサーに琉球舞踊、そしてゴーヤーチャンプルーにオリオンビール、泡盛。
 南国の楽園、癒しの島・・・そんな言葉が並んでいます。



 でも、そこには米軍基地という存在がありません。
 5分の1を占める米軍基地のことを見ずして、沖縄を語ることができるでしょうか。
 米軍基地を抜きにして、見ようとしないで沖縄を語ることは、自分に都合のいいところだけを切り取って、これが沖縄だって言っているのに過ぎないと思います。
 面積の5分の1を米軍基地が占めていて、女性や子どもたちへの米軍兵士によるレイプ、暴行傷害事件、誘拐事件、加害者が米軍兵士で「公務中」だと言えば無罪になってしまう交通事故が頻繁に起こっている現実、流れ弾が民家に飛んできたり、米軍の軍事演習で山火事も頻繁に起こり、実弾射撃で国道が遮断されたり、一つの山の緑が無くなり、少しの雨で赤土が海に流れ出たり、その基地から古くは朝鮮半島へ、ベトナムへ、そして、湾岸へ、アフガニスタンへ、イラクへ人殺しのために武器・弾薬、兵士が送られている現実を少しも見てもらえず、沖縄県を紹介するのは、青い海や空、サンゴの砂浜、三線にエイサー、ゴーヤーチャンプルーにオリオンビール、そして心和ますおじぃ・おばぁ。



 私たちが住んでいる滋賀県が沖縄と同じ状況だとして考えてみて下さい。
 想像してみて下さい。
 基地による被害に苦しんでいる私たちの生活環境を問題にもしないで、見ようともしないで、滋賀県を紹介されるとき、琵琶湖の自然や江州音頭、そして、フナ寿司ばっかりだったらどう感じるでしょうか。
 もっと言えば、厳しい現実を無視して江州音頭は元気になるぞとか、江州音頭は癒されるとか言われたら、「そんなんだけが滋賀県と違うぞ。もっと基地問題も見んかい!」と私だったら、大声で叫んでいると思います。


(つづく)
  
タグ :沖縄自分史


Posted by つむぐ at 01:12Comments(0)